lpadminコマンドを使用した、互換用の仕分け仮想プリンタの作成について説明します。
Solarisサーバでは、仕分け仮想プリンタはlpadminコマンドにより作成します。lpadminコマンドを実行するには、スーパーユーザの権限が必要です。lpadminコマンドの詳細は、“Solarisサーバのマニュアル”を参照してください。
lpadminコマンドの使用方法を説明します。
lpadmin -p printer -v /dev/null
仕分け仮想プリンタ名をprinterに14バイト以内で指定します。
プリンタ装置のパス名を指定します。
仕分け仮想プリンタの場合、必ず、/dev/nullを指定してください。
astprtというプリンタ名で作成する場合の使用例を示します。
lpadmin -p astprt -v /dev/null
なお、仕分け仮想プリンタを削除する場合には、Xウィンドウアプリケーションを使用可能なディスプレイ装置から、admintoolコマンドを起動して、削除してください。
admintool
admintool起動後は、以下の手順で操作します。
プルダウンメニューの【ブラウズ】を選択し、リスト中の【プリンタ】を選択します。
削除するプリンタを選択します。
プルダウンメニューの【編集】を選択し、リスト中の【削除】を選択します。
確認のウィンドウが表示されるので、【削除】を選択します。
注意
Solaris版の場合、仕分けを行うかどうかは、LD_LIBRARY_PATH変数に指定します。仕分け仮想プリンタで切り分けることはできません。