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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

D.2 SolarisまたはLinuxでの使用方法

準備

  1. 作業ディレクトリにunxvup.tarをコピーします。

    以下、作業ディレクトリを/var/tmp/escvupとして説明します。

  2. 作業ディレクトリに移動し、unxvup.tarを展開します。

    # cd /var/tmp/escvup
    # tar xvf unxvup.tar

    作業ディレクトリに、以下のファイルが展開されます。

    cimbackup.sh
    cimrestore.sh
    dbkit.jar

    cimbackup.shがバックアップ用のコマンド、cimrestore.shがリストア用のコマンドです(dbkit.jarはcimbackup.shおよびcimrestore.shから呼び出されます)。

    それぞれのコマンドはこの作業ディレクトリで使用します。

    コマンドの実行にはroot権限が必要です。

装置管理情報のバックアップ

退避場所を指定してcimbackup.shを実行します。

# ./cimbackup.sh 退避場所

実行が成功すると、最後に下記のメッセージが表示されます。

INFO: cimbackup has been completed.

実行に失敗した場合は以下のメッセージが表示されます。

退避場所が指定されていない場合:
Usage: cimbackup.sh save-directory
ESCマネージャーが動作中の場合:
WARNING: Unable to backup, while the ETERNUS SF Storage Cruiser Manager is running.
ESCマネージャーがインストールされていない場合:
WARNING: The old ETERNUS SF Storage Cruiser Manager is not installed.
指定された退避場所にすでにバックアップ対象のファイルが存在する場合:
WARNING: The backup files are found in ディレクトリ名.
指定された退避場所のディレクトリが存在しない場合:
ERROR: The specified directory [ディレクトリ名] is not found.
ファイルコピーに失敗した場合:
ERROR: Unable to copy ファイル名 to ディレクトリ名.
バックアップ対象のファイルが存在しなかった場合:
ERROR: Unable to findファイル名.
ディレクトリの作成に失敗した場合:
ERROR: Unable to create the directory ディレクトリ名.
バックアップに失敗した場合:
ERROR: cimbackup has been failed.
装置管理情報のリストア

退避場所を指定してcimrestore.shを実行します。

# ./cimrestore.sh 退避場所

実行が成功すると、最後に下記のメッセージが表示されます。

INFO: cimrestore has been completed.

実行に失敗した場合は以下のメッセージが表示されます。

退避場所が指定されていない場合:
Usage: cimrestore.sh save-directory
ESCマネージャーが動作中の場合:
WARNING: Unable to restore, while the ETERNUS SF Storage Cruiser Manager is running.
ESCマネージャーがインストールされていない場合:
WARNING: The ETERNUS SF Storage Cruiser Manager is not installed.
指定された退避場所にバックアップされたファイルが存在しない場合:
ERROR: The backup files are not found in ディレクトリ名.
データベースのコンバートに失敗した場合:
ERROR: Unable to convert the Repository ディレクトリ名.
データベースの初期化に失敗した場合:
ERROR: Unable to initialize the Repository ディレクトリ名.
データベースの再構築に失敗した場合:
ERROR: Unable to reconstruct the Repository ディレクトリ名.
リストアに失敗した場合:
ERROR: cimrestore has been failed.