本製品は、ストレージ関連資源を統合管理する構成管理、関係管理、障害管理、および性能管理の機能で、SAN、DAS、NAS などのマルチベンダーストレージシステム環境の安定運用を支えます。
ストレージシステム全体の装置管理を実現する構成管理
現状のストレージシステム全体の各装置と装置間の物理接続の状態を、Webコンソールで表示します。このため、各装置のどの部分(例えば、ファイバーチャネルスイッチのポート)がどこに接続されているかを詳細に把握できます。
各装置の細かなリソースも完全管理する関係管理
ストレージ装置内部の詳細構成の管理だけでなく、ディスクから物理経路、関連するサーバノードの構成情報を自動的に取得し、それらを関連付けて表示します。
今までは、要素ごとに管理ツールがあり、表示形式が様々なために、要素間の関連付けを認識することは困難でした。本製品では、同一画面かつ同一形式で要素の関連付けを表示できるため、全体構成を簡単に把握し、構成ミスがあっても問題点を検出できます。
障害箇所・影響範囲の把握が容易な障害管理機能
装置で発生した障害内容を、適切に解読し、わかりやすく表示します。
障害情報は、総合運用管理ソフトウェア Systemwalker や他社管理ソフトウェアへの自動通報も可能なため、システムを集中監視できます。
性能情報管理による最適環境の提供
管理対象装置の性能情報を管理、表示できます。装置の性能情報を運用管理サーバに保管するため、リアルタイムの性能情報だけでなく、過去の性能情報も参照できます。さらに、性能情報をグラフ形式で参照できるため、装置の動作状況や負荷状況を容易に把握できます。
また、装置に閾値を設定して、設定した閾値を超えたときにアラーム通知させることができます。ボトルネックの原因と場所を特定できるため、装置構成の改善を図って最適な環境での運用が可能です。
性能情報は、Systemwalker Service Quality Coordinator のレポート画面などで参照できます。