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ETERNUS SF Express 15.3 運用ガイド
ETERNUS

B.2 esfsnap (Expressマネージャー調査資料の採取コマンド)

ここでは、Expressマネージャーの調査資料を採取するコマンドを説明します。

名前

esfsnap - Expressマネージャーの調査資料の採取


形式

Windows環境
$INS_DIR\Common\bin\esfsnap -dir dirname [-all]

($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerのインストール時に指定した「プログラムディレクトリ」です。)

Linux環境
/opt/FJSVesfcm/bin/esfsnap -dir dirname [-all]

機能説明

Expressマネージャーの調査資料を採取するコマンドです。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。

Expressマネージャーで問題が発生した場合に、調査資料を採取するために使用します。

採取した資料は、当社技術員に渡してください。


オプション

-dir dirname
Windows環境

dirname に指定したディレクトリに、資料を採取します。ディレクトリ名は、ドライブ文字から始まるフルパス名で指定してください。
dirname に指定できる長さは、70バイトまでです。

採取された資料は、“esfsnap_”で始まるディレクトリに格納されます。本コマンド実行前に、dirname に以下の空き容量があることを確認してください。

採取する資料

必要な空き容量

初期調査資料

40MB 以上

詳細調査資料

80 + (2 * 装置登録台数) MB 以上

Linux環境

dirname に指定したディレクトリに、資料を採取します。ディレクトリ名は、フルパス名で指定してください。

採取された資料は、“esfsnap_”で始まるファイルにまとめられます。本コマンド実行前に、dirname に以下の空き容量があることを確認してください。

採取する資料

必要な空き容量

初期調査資料

40MB 以上

詳細調査資料

80 + (2 * 装置登録台数) MB 以上

-all

調査に必要なすべての調査資料を採取します。本オプションを指定すると、採取される資料の容量が大きくなります。トラブルの初期調査(切分け)のために資料を採取する場合、本オプションの指定は不要です。


使用例

Windows環境

初期調査用資料を、“D:\temp”ディレクトリに採取します。

> C:\ETERNUS_SF\Common\bin\esfsnap -dir D:\temp
Linux環境

初期調査用資料を、“/tmp”ディレクトリに採取します。

# /opt/FJSVesfcm/bin/esfsnap -dir /tmp