ここでは、Expressマネージャーの調査資料を採取するコマンドを説明します。
名前
esfsnap - Expressマネージャーの調査資料の採取
形式
$INS_DIR\Common\bin\esfsnap -dir dirname [-all]
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerのインストール時に指定した「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVesfcm/bin/esfsnap -dir dirname [-all]
機能説明
Expressマネージャーの調査資料を採取するコマンドです。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。
Expressマネージャーで問題が発生した場合に、調査資料を採取するために使用します。
採取した資料は、当社技術員に渡してください。
オプション
dirname に指定したディレクトリに、資料を採取します。ディレクトリ名は、ドライブ文字から始まるフルパス名で指定してください。
dirname に指定できる長さは、70バイトまでです。
採取された資料は、“esfsnap_”で始まるディレクトリに格納されます。本コマンド実行前に、dirname に以下の空き容量があることを確認してください。
採取する資料 | 必要な空き容量 |
---|---|
初期調査資料 | 40MB 以上 |
詳細調査資料 | 80 + (2 * 装置登録台数) MB 以上 |
dirname に指定したディレクトリに、資料を採取します。ディレクトリ名は、フルパス名で指定してください。
採取された資料は、“esfsnap_”で始まるファイルにまとめられます。本コマンド実行前に、dirname に以下の空き容量があることを確認してください。
採取する資料 | 必要な空き容量 |
---|---|
初期調査資料 | 40MB 以上 |
詳細調査資料 | 80 + (2 * 装置登録台数) MB 以上 |
調査に必要なすべての調査資料を採取します。本オプションを指定すると、採取される資料の容量が大きくなります。トラブルの初期調査(切分け)のために資料を採取する場合、本オプションの指定は不要です。
使用例
初期調査用資料を、“D:\temp”ディレクトリに採取します。
> C:\ETERNUS_SF\Common\bin\esfsnap -dir D:\temp
初期調査用資料を、“/tmp”ディレクトリに採取します。
# /opt/FJSVesfcm/bin/esfsnap -dir /tmp