差分ログファイルへの書き込み保証処理に対する対象トランザクション数(項目名:SyPrcNm)について、取得した性能情報の傾向と対処方法を以下に説明します。
性能情報の傾向
トランザクションログファイルの使用率が増加傾向にあり、差分ログファイルへの書き込み保証処理に対する対象トランザクション数が少ない傾向にある場合、差分ログファイルへの書き込み保証処理が効率よく動作しないため、バックグラウンド処理に遅延が発生している可能性が考えられます。
バックグラウンド処理の遅延は、トランザクションログファイルの使用率の増加につながります。使用率の増加による影響度は、“H.2.3 トランザクションログファイルの使用率について”を参照してください。
対処方法
Linkexpress Replication optionの動作環境ファイルの以下のオペランドに“MULTI”を指定します。
これにより、差分ログファイルへの書き込み保証処理単位が適切な単位で動作し、バックグラウンド処理が効率的に動作することで、トランザクションログファイルの使用率の増加を抑止することができます。