入力ファイルの文法の説明を以下示します。
定義項目を“キーワード=値”の形式で記述します。
“キーワード”と“=”の間には空白および改行を記述することができます。
“=”と“値”の間には空白および改行を記述することができます。
“値”の後には空白を記述することができます。ただし、改行は必ず記述してください。
1行に記述できる文の長さは、最大1023バイトです。
“キーワード”の途中に空白および改行は記述できません。
“値”の記述形式は、定義項目により7種類に分けられます。以下の表に記述形式を示します。項番の1~7は、“6.20.1 入力ファイルの記述形式”で説明している1~7の表記に対応しています。
項番 | 種類 | 値 | 記述形式 |
---|---|---|---|
1 | 18文字または30文字以内の文字列を記述します。全角、半角、大文字、小文字は区別されます。 | ||
2 | 識別子を2つ以上記述するときは、半角カンマ“,”で区切ります。 | ||
3 | 指定可能な文字列を選択し記述します。 | ||
4 | 半角数字で記述します。 | ||
5 | パス名 | 絶対パス名で記述します。 | |
6 | 条件文字列 | 等値指定(=指定)が指定できます。 | |
7 | 指定可能な文字列を半角括弧“( )”で括って記述します。文字列を2つ以上記述するときは、半角カンマ“,”で区切ります。半角カンマ“,”の前後には、空白および改行を記述することができます。 |
条件文字列には、以下が指定できます。
(<列名のリスト>) = (<動的パラメタのリスト>) USING (<定数のリスト>) [ { , (<定数のリスト>) } ...]
列名のリストとは、列名を2つ以上記述するとき、半角カンマ“,”で区切ることを意味します。
動的パラメタのリストとは、動的パラメタを2つ以上記述するとき、半角カンマ“,”で区切ることを意味します。
定数のリストとは、定数を2つ以上記述するとき、半角カンマ“,”で区切ることを意味します。
列名は、30文字以内の識別子です。
動的パラメタは、半角疑問符“?”1文字です。
リストを構成する要素(列名、動的パラメタおよび定数)の個数は、すべて同じである必要があります。
定数の形式については“付録C 抽出定義の条件文字列に指定する定数の形式”を参照してください。
以下に条件文字列の指定例を示します。
例:COL1=10かつCOL3=’AAA’または、 COL1=20かつCOL3=’BBB’の行を抽出します。 (COL1,COL3)=(?,?) USING (10,’AAA’),(20,’BBB’)
コメントを記述する場合、その行の先頭に“#”を記述します。
改行文字までがコメントになります。改行は必ず記述してください。
コメントの“#”文字の前に空白などは指定できません。
空白または改行だけの行は、コメントと同様に無視されます。