グループ単位のレプリケーション業務は、全複写業務と一括差分複写業務とで作成方法が異なります。
ここでは、グループ単位のレプリケーションでの業務の作成方法を、以下の2つの場合について説明します。
全複写業務の作成
一括差分複写業務の作成
なお、説明は、表単位のレプリケーションでの業務の作成方法と比較して、異なる点を中心に行います。
また、業務定義の構成の図では、異常ルートの表記を省略しています。
グループ単位のレプリケーションでの全複写は、表またはDSIというレプリケーショングループに属する資源ごとに行います。したがって、グループ単位のレプリケーションでの全複写業務は、レプリケーショングループに属する資源ごとに作成します。
グループ単位のレプリケーションでの全複写業務の作成方法は、表単位のレプリケーションの場合と比較して、以下の点が異なります。“付録G サンプルファイル一覧”に記述している雛形を利用して作成してください。
抽出処理でのデータベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)の指定
-gオプションで抽出側のレプリケーショングループ名を指定し、-rオプションでレプリケーショングループに属する抽出定義名を指定します。
格納処理でのデータベース格納コマンド(lxstrdbコマンド)の指定
-rオプションで格納側のレプリケーショングループ名を指定し、-tオプションでレプリケーショングループに属するOUTTABLE識別名を指定します。
確定処理での業務確定コマンド(lxcmtdbコマンド)の指定
-gオプションで抽出側のレプリケーショングループ名を指定し、-rオプションでレプリケーショングループに属する抽出定義名を指定します。
一括差分複写は全複写と異なり、レプリケーショングループ単位で行われます。このため、グループ単位のレプリケーションでの一括差分複写業務は、レプリケーショングループに対して1つだけ作成します。
グループ単位のレプリケーションでの一括差分複写業務の作成方法は、表単位のレプリケーションの場合と比較して、以下の点が異なります。“付録G サンプルファイル一覧”に記述している雛形を利用して作成してください。
抽出処理でのデータベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)の指定
-gオプションで抽出側のレプリケーショングループ名を指定します。
格納処理でのデータベース格納コマンド(lxstrdbコマンド)の指定
-rオプションで格納側のレプリケーショングループ名を指定します。
確定処理での業務確定コマンド(lxcmtdbコマンド)の指定
-gオプションで抽出側のレプリケーショングループ名を指定します。