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Linkexpress Replication option 説明書
FUJITSU Software

1.15.3 レプリケーション業務の種類

レプリケーションの業務は、複写方法の違いから、以下の2種類に分類することができます。

さらに、運用形態の違いから、以下の2種類に分類することができます。

1.15.3.1 押出し型業務

複写元システムのデータを、データの送信により複写先システムに押し出す業務形態です。業務定義は以下のようになります。押出し型業務では、複写元システムからレプリケーション業務を実行します。

  1. 抽出処理(自側ジョブ起動イベント)

  2. データ送信(ファイル送信イベント)

  3. 格納処理(相手側ジョブ起動イベント)

  4. 確定処理(自側ジョブ起動イベント)

押出し型業務では、レプリケーションの運用を複写元システムに集中化することができます。また、複数の複写先システムに対して、一度にレプリケーションを行うことができます。

1.15.3.2 取込み型業務

複写元システムのデータを、データの受信により複写先システムが取り込む業務形態です。業務定義は以下のようになります。取込み型業務では、複写先システムからレプリケーション業務を実行します。

  1. 抽出処理(相手側ジョブ起動イベント)

  2. データ受信(ファイル受信イベント)

  3. 格納処理(自側ジョブ起動イベント)

  4. 確定処理(相手側ジョブ起動イベント)

取込み型業務では、複写先システムが必要なときに最新の複写元システムのデータを取り込むことができます。