アプリケーション実行時に発生したトラブルの事例、およびその対処方法について説明します。
サーバへの接続要求が拒否された
アプリケーション実行時に、以下のようなエラーメッセージが出力されることがあります。
JYP1010E サーバ接続要求が拒否されました.
サーバと接続するための環境に誤りがあります。
以下を確認します。
サーバが停止していないかを確認します。
Windowsの場合
Windowsのファイアウォールの設定を確認します。
Symfoware ServerがインストールされているサーバのWindows ファイアウォールが有効の場合、Symfoware Serverが使用するポート番号が遮断されている可能性があります。
ポート番号を遮断しないように、Windowsファイアウォールの設定を見直します。
次のエラーが出力された場合、以下の対処を行ってください。
JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました. JYP5107E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました. qdg12102u: RDBII空間内ローカルメモリ不足が発生しました qdg12693u: RDBII空間内ローカルメモリ不足が発生しました
Solarisの場合
このエラーは、RDBIIサーバ空間内、データ・セグメント空間の拡張失敗時に発生します。
Linuxの場合
このエラーは、RDBIIサーバ空間内、データ・セグメント空間の拡張失敗時に発生します。
free(1)コマンドで、空きのスワップスペースが充分かどうか確認してください。
空きが不足している場合は、スワップスペースの追加が必要です。
Windowsの場合
テンポラリログファイルの空き領域が不足した
テンポラリログファイルの空き領域が不足すると、以下のようなエラーメッセージが出力されます。
JYP5004E テンポラリログ域の領域が不足しました. qdg12826u: テンポラリログファイルの領域が不足しました qdg14221w: テンポラリログファイルの’BI’ログ域が満杯となりました 使用状況をファイル’/var/core/Symfo_RDBSYS1_templogshort_002.txt’に出力しました qdg13880i: コネクションを回収しました コネクション識別子='23045*' 原因コード='4*' 調査コード='1*'
システムが自動的に、テンポラリログファイルの領域不足の原因となっているアプリケーションを強制回収して、領域不足を解消しています。
強制回収されたアプリケーションは、以下のいずれかに該当していますので、アプリケーションを修正してください。
更新した後にCOMMIT処理が漏れていた場合には、COMMIT処理を追加してください。
大量更新を行っていた場合には、短いトランザクションに分割してください。
更新した後に大量検索していた場合には、更新後にCOMMITするか検索SQL文を見直してください。
強制回収されたアプリケーションは、イベントログまたはメッセージログファイルに、qdg13880i が原因コード'4' で出力されています。
強制回収されたアプリケーションには JYP1004E が返却されています。
メッセージログファイルは、以下に作成されます。
データ格納先/SFWD/RDBシステム名/USR/REPORT配下に“RDBシステム名.log”および“RDBシステム名.old”という名前で作成されます。
データ格納先:\SFWD\RDBシステム名\USR\REPORT配下に“RDBシステム名.log”および“RDBシステム名.old”という名前で作成されます。
必要な対処を終えたら、メッセージqdg14221wが示すファイルを削除してください。