名前
rdbbcdcu -- DCUの構成情報および運用情報の表示
形式
rdbbcdcu -V [ -b ] [ -g ロググループ名 ]
機能説明
DCUの構成情報および運用情報を表示します。
オプション
DCUの構成情報および運用情報を表示する場合に指定します。
DCUを構成するすべてのRLPについて、RLPごとの情報を表示する場合に指定します。
本オプションを省略した場合には、以下のRLPが表示対象となります。
主系RLP
主系RLPが存在しない場合にはDCUを構成するすべてのRLP
表示対象のロググループ名を指定します。
ロググループ名に“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
本オプションを省略した場合は、DCU環境のあるすべてのロググループの情報を表示します。
表示形式(-Vオプション指定あり)
> rdbbcdcu -V
LogGroup : system (1)
RLCbuffNum : 128 (2)
RLCbuffSize : 2K (3)
RLCnum : 10 (4)
RLCsize : 10240K (5)
(6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15)
RLPid RLPname Kind OnMode OnStat RLPstat InhCause ConStat DisConCause LogRemain
1 rlp001 origin capture online normal - connection - -
LogGroup : loggrp1 (16)
RLCbuffNum : 128
RLCbuffSize : 2K
RLCnum : 10
RLCsize : 10240K
RLPid RLPname Kind OnMode OnStat RLPstat InhCause ConStat DisConCause LogRemain
3 rlp003 origin capture online normal - connection - -
LogGroup : loggrp2
RLCbuffNum : 128
RLCbuffSize : 2K
RLCnum : 10
RLCsize : 10240K
RLPid RLPname Kind OnMode OnStat RLPstat InhCause ConStat DisConCause LogRemain
5 rlp005 origin capture online normal - connection - -(1) ロググループ名
(2) RERUNログバッファ数
Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
(3) RERUNログバッファ1枚のサイズ
(Kはキロバイト)
Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
(4) DCUの各RLPのRLC数
DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(5) DCUの各RLPのRLCサイズ
DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(6) RLPのID
(7) RLP名
(8) RLP種別
origin : 複写元RLP
duplicate : 複写先RLP
(9) RLPのオンラインモード
init : 初期状態
capture : 正系ノード
reflect : 副系ノード
RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(10)オンライン・オフライン状態
RLPのオンライン・オフライン状態を表示します。
Symfoware/RDBが停止中の場合は、Symfoware/RDBを停止した
時点でのオンライン・オフライン状態を表示します。
ただし、Symfoware Serverの停止前にRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生していると、「-」を表示します。
init : 初期状態
online : オンライン
suspend : 休止オフライン
switch : 切替えオフライン
standby : 待機オフライン
term : 終了オフライン
- : RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞後にSymfoware Serverを停止
(11) RLPの状態
normal : 正常
RLPinh(own) : RLP閉塞(自ノード)
RLPinh(other) : RLP閉塞(相手ノード)
(12) RLPの閉塞原因
dev(RLM) : RLMデバイス障害
dev(RLC) : RLCデバイス障害
dev(ext) : RERUNログ引継ぎファイル障害または
RERUNログ抽出作業域障害
dev(mndb) : BC管理DB障害
lack(RLC) : RLC容量不足
network : ネットワークの異常
mismatch : 相手ノードのRLPとの不整合
internal : システム内部障害
RLPが閉塞していない場合は、「-」を表示します。
(13) コネクション状態
connection : コネクション状態
disconnection : ディスコネクション状態
(14) ディスコネクション原因
- : 相手ノードのDBミラーリングサービスが停止中
other-down : 相手ノードがダウン状態
own-stop : Symfoware/RDBの停止中
network-error :ネットワークの異常
RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverを停止すると、「-」を表示します。
(15) 副本のデータベースへの未反映のRERUNログ量
(Mはメガバイト。メガバイト未満は切り捨てます)
以下の場合に未反映のRERUNログ量を表示します。
- DBミラーリングサービスが起動中、かつ
- 副系ノードで実行
上記の場合以外は「-」で表示されます。
(16)以降は他ロググループの情報を上記と同じ形式で出力します。
表示形式(-Vオプションおよび-gオプション指定あり)
> rdbbcdcu -V -g loggrp1
LogGroup : loggrp1 (1)
RLCbuffNum : 128 (2)
RLCbuffSize : 2K (3)
RLCnum : 10 (4)
RLCsize : 10240K (5)
(6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15)
RLPid RLPname Kind OnMode OnStat RLPstat InhCause ConStat DisConCause LogRemain
3 rlp003 origin capture online normal - connection - - (1) ロググループ名
(2) RERUNログバッファ数
Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
(3) RERUNログバッファ1枚のサイズ
(Kはキロバイト)
Symfoware/RDBの停止中は、「-」を表示します。
(4) DCUの各RLPのRLC数
DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(5) DCUの各RLPのRLCサイズ
DCUを構成するすべてのRLPでRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、
Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(6) RLPのID
(7) RLP名
(8) RLP種別
origin : 複写元RLP
duplicate : 複写先RLP
(9) RLPのオンラインモード
init : 初期状態
capture : 正系ノード
reflect : 副系ノード
RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverが停止すると、「-」を表示します。
(10)オンライン・オフライン状態
RLPのオンライン・オフライン状態を表示します。
Symfoware/RDBが停止中の場合は、Symfoware/RDBを停止した時点でのオンライン・オフライン状態を表示します。
ただし、Symfoware Serverの停止前にRLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生していると、「-」を表示します。
init : 初期状態
online : オンライン
suspend : 休止オフライン
switch : 切替えオフライン
standby : 待機オフライン
term : 終了オフライン
- : RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞後にSymfoware Serverを停止
(11) RLPの状態
normal : 正常
RLPinh(own) : RLP閉塞(自ノード)
RLPinh(other) : RLP閉塞(相手ノード)
(12) RLPの閉塞原因
dev(RLM) : RLMデバイス障害
dev(RLC) : RLCデバイス障害
dev(ext) : RERUNログ引継ぎファイル障害または RERUNログ抽出作業域障害
dev(mndb) : BC管理DB障害
lack(RLC) : RLC容量不足
network : ネットワークの異常
mismatch : 相手ノードのRLPとの不整合
internal : システム内部障害
RLPが閉塞していない場合は、「-」を表示します。
(13) コネクション状態
connection : コネクション状態
disconnection : ディスコネクション状態
(14) ディスコネクション原因
- : 相手ノードのDBミラーリングサービスが停止中
other-down : 相手ノードがダウン状態
own-stop : Symfoware/RDBの停止中
network-error : ネットワークの異常
RLMデバイス障害が原因のRLP閉塞が発生し、かつ、Symfoware Serverを停止すると、「-」を表示します。
(15) 副本のデータベースへの未反映のRERUNログ量
(Mはメガバイト。メガバイト未満は切り捨てます)
以下の場合に未反映のRERUNログ量を表示します。
- DBミラーリングサービスが起動中、かつ
- 副系ノードで実行
上記の場合以外は「-」で表示されます。
使用例
DCUの構成情報および運用情報を表示します。
rdbbcdcu -V
ロググループ名loggrp1のDCUの構成情報および運用情報を表示します。
rdbbcdcu -V -g loggrp1
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
注意
表示項目の“RLPstat”は、以下の場合、相手ノードのRLPの状態が取得できないため、“RLPinh(other)”ではなく“normal”と表示される場合があります。
相手ノードでRLP閉塞が発生している かつ、
相手ノードのRLP閉塞原因がRLMのデバイス障害である、または、ディスコネクション状態である
本コマンドは、モニタデーモンの起動状態に関係なく実行可能です。
Symfoware/RDBの起動状態、または、DBミラーリングサービスの状態による本コマンドの実行可否については“データベース二重化導入運用ガイド”を参照してください。