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Symfoware Server V11.1.0  クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

6.6 アーカイブログファイルのリカバリ

運用のRDBシステムにおいて以下の手順でリカバリをしてください。

参照

各コマンドのオプションの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

リカバリ操作の手順

(1)スタンバイクラスのクラスタサービスを停止します。    ―――― クラスタ管理
                                                                ビューまたは
                                                                 clstopsvcコマンド
(2)媒体障害の場合は、障害ディスクを取り換えます。    ―――― CE作業
    ディスク交換後、以下の作業を忘れずに行ってください。
    ・パーティション分割
    ・NTFSフォーマット(RDBの資源をNTFSファイルに配置している場合のみ)
    ・論理ドライブ名の設定(RDBの資源をローデバイスに配置している場合のみ)
(3)ディスクリソースを活性状態にします。
    ディスクリソースの活性手順は、
    “5.1.2 ディスクリソースを活性状態にする”
    を参照してください。
(4)すべてのアーカイブログファイルを削除します。        ―――― rdblogコマンド
    スケーラブルログ運用ではない場合                            (Dオプションかつ
                                                                 aオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                                  (Dオプションかつ
                                                                 aオプションかつ
                                                                 gオプション)
(5)すべてのアーカイブログファイルを再作成します。      ―――― rdblogコマンド
    スケーラブルログ運用ではない場合                            (Gオプションかつ
                                                                 aオプション)
                                                                および
                                                                (Uオプションかつ
                                                                 aオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                         ―――― (Gオプションかつ
                                                                 aオプションかつ
                                                                 gオプション)
                                                                および
                                                                (Uオプションかつ
                                                                 aオプションかつ
                                                                 gオプション)
(6)すべてのアーカイブログファイルが正常に作成された    ―――― rdblogコマンド
    ことを確認します。
    スケーラブルログ運用ではない場合                            (Vオプションかつ
                                                                 aオプション)
    スケーラブルログ運用の場合                                  (Vオプションかつ
                                                                 aオプションかつ
                                                                 gオプション)
(7)Symfoware/RDBを起動します。(動作確認)               ―――― rdbstartコマンド
(8)Symfoware/RDBを停止します。(動作確認)               ―――― rdbstopコマンド
(9)ディスクリソースを非活性状態にします。
    ディスクリソースの非活性手順は、
    “5.1.4 ディスクリソースを非活性状態にする”
    を参照してください。
(10)スタンバイクラスのクラスタサービスを起動します。   ―――― クラスタ管理
                                                                ビューまたは
                                                                clstartsvcコマンド
(11)当該ロググループのすべてのDSIの退避データを取得    ―――― rdbdmpコマンド
    します。
    システムロググループの場合、RDBディクショナリの    ―――― rdbdmpdicコマンド
    退避データも取得します。

備考. スケーラブルログ運用の場合、(4)以降の操作は当該ロググループを対象にして作業を実施します。

注意

  • アーカイブログファイルの再作成後は、DSIおよびRDBディクショナリの退避データを採取しなおしてください。アーカイブログファイルが再作成された場合、アーカイブログファイルが再作成される以前に採取された退避データを使用したメディアリカバリができなくなります。

  • アーカイブログファイルが異常状態になり、かつDSIとRDBディクショナリの両方、または、いずれかが異常状態となった場合は、アーカイブログファイルを再作成し、DSIおよびRDBディクショナリを復元後にDSIおよびRDBディクショナリの退避データを採取しなおしてください。