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Symfoware Server V11.1.0  クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

4.3 RDBのリソースの変更

ここでは、以下の操作について説明します。以下の操作は、rdbhsrscコマンドを使用して行います。

参照

rdbhsrscコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

注意

rdbhsrscコマンドは、Administratorsグループに属するユーザ権限のみ実行可能です。

RDBのリソースの表示

登録されているRDBのリソースを表示する場合は、rdbhsrscコマンドのpオプションにより表示します。

> rdbhsrsc  -p

   RDBII rdbhsrsc DATE:2007/04/20 TIME:20/47/42

   (1)      (2)      (3)        (4)      (5)      (6)        (7)        (8)
   Resource  Node    Interval  TimeOut  RDA/SV    Mode       ChkTimes   Action
   RDBSYS1   Node1    10        0        OFF      Hotstandby  6         message
   RDBSYS1   Node2    10        0        OFF      Hotstandby  6         message
        …
(1) RDBのリソース名
(2) ノード識別名
(3) プロセス監視間隔(単位は秒)
(4) タイムアウト時間(単位は秒)
(5) RDA-SVとの連携
    ON  :RDA-SVと連携する
    OFF :RDA-SVと連携しない
(6) RDBシステムの利用モード
    Standby    :スタンバイ機能を利用した運用
    Hotstandby :ホットスタンバイ機能を利用した運用
(7)タイムアウトチェック回数(単位は回)
(8)無応答検出時のアクション
    message :qdg13960wのメッセージを出力し、タイムアウト時間内に
              レスポンスを保証できなかったことを通知します。
    failover:qdg12673uのメッセージを出力し、クラスタ切替えを行います。

RDBのリソースの内容の変更

登録されているRDBのリソースの内容を変更する場合は、rdbhsrscコマンドのuオプションにより行います。クラスタサービスを停止してからrdbhsrscコマンドを実行し、クラスタサービスを再起動すると、変更した値が有効になります。

rdbhsrscコマンドにより変更できる項目を、以下に示します。

例1

RDBのリソースのプロセス監視間隔を15秒に変更する場合

> rdbhsrsc -u -i 15 
例2

RDBのリソースのチェック回数を10回、無応答時のアクションをメッセージ出力に変換する場合

> rdbhsrsc -u -r 10 -f message

注意

クラスタサービスの運用中に、リソースの内容は変更しないでください。

RDBのリソースの削除

登録されているRDBのリソースを削除する場合の手順を以下に示します。

  1. RDBのリソースが選択されているクラスタサービスを停止します。

  2. クラスタサービスからRDBのリソースを削除します。

  3. rdbhsrscコマンドのdオプションによりRDBのリソースを削除します。

コマンドを実行したノードおよびnode2から、RDBのリソースを削除する場合

> rdbhsrsc -d 
> rdbhsrsc -d -n node2