Webアプリケーションによって、認証を行った利用者の認証方式や認証時刻などの認証情報や、SSOリポジトリに格納されたユーザ情報を獲得することができます。
また、認証を行った利用者のSSOリポジトリに格納された任意の情報を、拡張ユーザ情報として獲得することも可能です。
認証情報やユーザ情報は、以下の方法により獲得することができます。
Javaアプリケーションインタフェース
Interstage シングル・サインオンが提供するJavaアプリケーションインタフェースを使用し、クライアントから認証情報を受け取るサーブレットアプリケーションを開発することができます。詳細については、“5.1 Javaアプリケーションの開発”を参照してください。
HTTPリクエストヘッダ
ユーザ情報をHTTPリクエストヘッダに設定してアプリケーションに通知します。アプリケーションはCGIなどのWebアプリケーションのインタフェースにより情報を取得することができます。詳細については、“5.2 環境変数によるユーザ情報の通知の設定”を参照してください。
なお、拡張ユーザ情報は、セションの管理を行う場合だけ通知することができます。拡張ユーザ情報を使用する場合は、Interstage管理コンソールを使用して、[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[リポジトリサーバ詳細設定[表示]]をクリックし、[業務システムに通知する情報]の[拡張ユーザ情報]を設定してください。