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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド
ETERNUS

12.7.3 swsrprestore_symfoware(Symfowareリカバリー実行コマンド)

名前

swsrprestore_symfoware - Symfowareのリカバリー実行


形式

プログラムディレクトリ¥bin¥swsrprestore_symfoware [-a | -e EndPoint] [-l ArchiveLogFileList-FileName] [-w Work-Directory] [-Xnolog Work-RecCtrlFile-Directory] -Xgroup Group-Name [-Xdev Device-Name | -Xdevlist DeviceListFile] Log-Group-Name[/RDB-Name]

機能説明

Symfowareと連携してデータベーススペースのリカバリーを行います。

本コマンドは、Symfowareサーバで実行します。

データベーススペースのリカバリー時は、リカバリー対象となるデータベーススペースがアクセス禁止状態になっている必要があります。アクセス禁止状態にするには、Symfowareが提供するrdbinhコマンドを用います。コマンドの詳細は、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。

データベーススペースのリカバリー時に、作業ディレクトリの空き容量不足などでリカバリーできない場合は、-wオプションで一時的に別のディレクトリを指定して再実行することで、リカバリーできます。


オプション

-a

リカバリ制御ファイルが管理するデータベース資源全体を、バックアップ採取時点にまでリカバリーすることを指定します。
-eオプションと同時に指定できません。

-e EndPoint

リカバリ制御ファイルが管理するデータベース資源全体を、リカバリ終了点を指定した特定の時点にまでリカバリーすることを指定します。
リカバリ終了点は、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
-aオプションと同時に指定できません。
-Xnologオプションと同時に指定できません。

-l ArchiveLogFileList-FileName

Symfowareのリカバリーに必要なアーカイブログ退避先名が列挙されたファイルを絶対パスで指定します。
アーカイブログ退避先名が列挙されたファイルと、ファイルに書かれているアーカイブ退避先は、リカバリーを行う業務ボリュームが存在する管理対象サーバに格納されている必要があります。
-Xnologオプションと同時に指定できません。

-w Work-Directory

一時的な作業ディレクトリ名を絶対パスで指定します。
ディレクトリ名は、リカバリーを行う業務ボリュームが存在する管理対象サーバに存在している必要があります。
運用管理サーバでコマンドを実行する場合、リカバリーを行う業務ボリュームが存在している管理対象サーバにディレクトリが存在している必要があります。

-Xnolog Work-RecCtrlFile-Directory

Symfowareのリカバリー時にアーカイブログの適用を行いません。
ログを適用する際に必要なリカバリ制御ファイルを出力するディレクトリを指定し、Symfowareのコマンド(rdbmrrcv)でログを適用する際に、このディレクトリを指定します。
このオプションを指定してリカバリーした場合、Symfowareのコマンド(rdbmrrcv)でログを適用するまでデータベースを使用できません。

-Xdev DeviceName

リカバリーするデータベーススペースに対応したデバイス名を指定します。
次のどれかの場合に指定します。

  • ロググループに含まれるデータベーススペースをリカバリーする場合

  • ロググループ運用を行わないデータベーススペースをリカバリーする場合
    この場合、Log-Group-Nameに”system”を指定します。

-Xdevlist DeviceListFile

一括してリカバリーするデータベーススペースに対応したデバイス名を列挙したデバイスリストファイルを指定します。
デバイスリストファイルは、Symfowareサーバ上に配置します。
デバイスリストファイルの記述方法は、の「4.1.5.3.1 デバイスリストファイルの記述方法 」を参照してください。


オペランド

Log-Group-Name

ロググループ名を指定します。
ロググループ運用を行わないデータベーススペースの場合は、“system”を指定します。

RDB-Name

RDBシステム名を、ロググループ名のあとに“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がないときは、省略します。


終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了


使用例

注意事項