RDBコマンドの使用およびメッセージの出力を制御するために必要な環境変数を設定します。
参照
DBミラーリングシステムを利用する場合は、“データベース二重化導入運用ガイド”を参照し、環境変数の設定を行ってください。
クラスタシステムでの運用を行う場合は、“クラスタ導入運用ガイド”を参照し、環境変数の設定を行ってください。
RDBコマンドを使用するために必要な環境変数の設定方法について説明します。
環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定します。
RDBシステム名については、“1.1.4 RDBシステム名の命名”を参照してください。
RDBシステム名を付けない運用の場合は、本設定は不要です。
注意
PowerRW+がインストールされている場合は、Symfoware Serverのパスが、PowerRW+のパスより前に記載されるようにしてください。
環境変数RDBCOREPATHにRDBコマンドまたはアプリケーションで異常が発生した場合のコアファイル出力先ディレクトリを絶対パス名で設定します。省略した場合は、カレントディレクトリに出力されます。
参照
環境変数については、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”を参照してください。
以下に、環境変数の設定方法を示します。
> SET RDBNAME=rdbsys1 (注) > SET RDBCOREPATH=C:\SFWSV\RDB\CORE (注)
注) ここでは、RDBシステム名として“rdbsys1”を、コアファイル出力先ディレクトリとして“C:\SFWSV\RDB\CORE”を設定しています。実際に設定するときは、対象となるRDBシステムのRDBシステム名およびコアファイル出力先ディレクトリを設定してください。
Symfoware/RDBの動作環境のうち、イベントログへのメッセージ出力制御をシステムの環境変数で定義します。
イベントログへのメッセージ出力制御とは、コマンド実行時に出力されるメッセージのうち、コマンド実行者の確認が必要なメッセージのみを出力するための機能です。
イベントログへのメッセージ出力制御を行わない場合は、設定する必要はありません。
以下の表に変数名と変数値を示します。
変数名 | 変数値 | 意味 |
---|---|---|
RDBCMDMSGEVENTLOG (注) | YES | RDBコマンド実行者の確認が必要なqdgメッセージをイベントログへ出力します。 |
NO | RDBコマンド実行者の確認が必要なqdgメッセージをイベントログへ出力しません。 |
注) 環境変数を省略した場合は、YESを指定したとみなし、イベントログへRDBコマンド実行者の確認が必要なqdgメッセージを出力します。
参照
環境変数の設定方法の詳細については、“ヘルプとサポート”を参照してください。
以下の手順で設定してください。
Windows Server(R) 2003の[コントロールパネル]で[システム]をクリックします。
[詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。
新規に設定する場合、[システム環境変数]の[新規]ボタンをクリックします。
[変数名]、[変数値]を設定し、[OK]をクリックします。
Windows Server(R) 2008の[コントロールパネル]で[システムとメンテナンス]をクリックします。
[システム]をクリックし、[システムの詳細設定]をクリックします。
[詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします
新規に設定する場合、[システム環境変数]の[新規]ボタンをクリックします。
[変数名]、[変数値]を設定し、[OK]をクリックします。
Windows Server(R) 2008 R2の[コントロールパネル]で[システムとセキュリティ]をクリックします。
[システム]をクリックし、[システムの詳細設定]をクリックします。
[詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。
新規に設定する場合、[システム環境変数]の[新規]ボタンをクリックします。
[変数名]、[変数値]を設定し、[OK]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の[コントロールパネル]で[システムとセキュリティ]をクリックします。
[システム]をクリックし、[システムの詳細設定]をクリックします。
[詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。
新規に設定する場合、[システム環境変数]の[新規]ボタンをクリックします。
[変数名]、[変数値]を設定し、[OK]をクリックします。