ここでは、Interstage Studioのアンインストールを行ったあとに行う作業について説明します。
フォルダの削除
Interstage Studioのアンインストールにおいて、インストールフォルダやユーザのホームフォルダの配下にサブフォルダやファイルが残る場合があります。必要に応じて、インストールフォルダおよびホームフォルダ配下に残っている不要なフォルダやファイルを削除してください。
Java統合開発環境のフォルダについて
ワークベンチを機能拡張するプラグインが他製品からインストールされていた場合、本製品をアンインストールしても以下のフォルダが残ります。プラグイン提供製品のドキュメントを参照し、不要ならば削除してください。
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB34\eclipse\dropins
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB34\eclipse\features
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB34\eclipse\plugins
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB36\eclipse\configuration
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB36\eclipse\dropins
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB36\eclipse\features
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB36\eclipse\p2
<インストールフォルダ>\IDE\1101_WB36\eclipse\plugins
以下のフォルダに、利用者の資産が格納されている場合は、アンインストールしてもフォルダが残ります。
利用者の資産が不要ならば削除してください。
<ユーザのホームフォルダ>\.Interstage Studio\V11.1.0
<ユーザのホームフォルダ>\.Interstage Studio\V11.1.0_jee6
<ユーザのドキュメントフォルダ>\Interstage Studio\V11.1\workspace
<ユーザのドキュメントフォルダ>\Interstage Studio\V11.1\workspace_jee6
ワークベンチからCVSリポジトリの追加を行うと、以下に.eclipseフォルダが作成され、アンインストールしてもフォルダが残ります。不要ならば削除してください。
<ユーザのホームフォルダ>\.eclipse
なお、以下のフォルダは不要なフォルダです。該当のフォルダを削除してください。
<インストールフォルダ>\IDE\1101\uiextension
アプリケーションサーバのフォルダについて
運用テスト環境を構成するコンポーネントの"アプリケーションサーバ"をインストールしている場合に必要な作業です。
以下のフォルダが残っているときは、削除してください。
<インストールフォルダ>\APS\etc
<インストールフォルダ>\APS\var
<インストールフォルダ>\APS\var\repository (注1)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMihs (注2)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMahs (注3)
<インストールフォルダ>\APS\ODWIN\etc
<インストールフォルダ>\APS\ODWIN\var
<インストールフォルダ>\APS\td\bin
<インストールフォルダ>\APS\td\etc
<インストールフォルダ>\APS\td\isp
<インストールフォルダ>\APS\td\var (注4)
<インストールフォルダ>\APS\td\trc
<インストールフォルダ>\APS\MessageQueueDirector
<インストールフォルダ>\APS\Enabler
<インストールフォルダ>\APS\EJB\var
<インストールフォルダ>\APS\EJB\etc
<インストールフォルダ>\APS\eswin\etc
<インストールフォルダ>\APS\eswin\var
<インストールフォルダ>\APS\Extp\etc
<インストールフォルダ>\APS\F3FMsso\ssocm
<インストールフォルダ>\APS\F3FMsso\ssoatcsv (注5)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMsso\ssoatcag (注5)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMsso\ssofsv (注5)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMsso\ssoatzag (注5)
<インストールフォルダ>\APS\GUI\trc
<インストールフォルダ>\APS\IREP
<インストールフォルダ>\APS\IREPSDK
<インストールフォルダ>\APS\J2EE
<インストールフォルダ>\APS\jms
<インストールフォルダ>\APS\jms\etc
<インストールフォルダ>\APS\jms\var
<インストールフォルダ>\APS\ots\etc (注6)
<インストールフォルダ>\APS\ots\var (注6)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMisjee
<インストールフォルダ>\APS\F3FMisje6 (注7)
<インストールフォルダ>\APS\F3FMpcmi
注1) 業務構成管理機能の“リポジトリの格納先”を変更した場合は、そちらを削除してください。また、次回インストール時に、前回の情報を再利用する場合は、本フォルダは削除しないでください。次回インストール時に同じフォルダを指定することで、情報を引き継ぐことができます。
注2) Webサーバ(Interstage HTTP Server)の環境定義ファイルおよびログファイルなどが保存されています。必要に応じて削除する前にフォルダ配下のファイルを退避してください。
注3) Webサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)の環境定義ファイルおよびログファイルなどが保存されています。必要に応じて削除する前にフォルダ配下のファイルを退避してください。
注4) Systemwalker CentricMGR 運用管理サーバまたは、Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバがインストールされている場合は、<インストールフォルダ>\APS\td\var\IRDBは削除しないでください。
注5) Interstage シングル・サインオンの環境定義ファイルおよびログファイルなどが保存されています。必要に応じて削除する前にフォルダ配下のファイルを退避してください。
注6) フォルダ配下にファイルまたはフォルダが存在する場合は、それらも含めてすべて削除するようにしてください。
注7) Java EE 6の環境定義ファイルおよびログファイルなどが保存されています。必要に応じて削除する前にフォルダ配下のファイルを退避してください。
JDKのフォルダについて
JDKのインストールフォルダに利用者の資産が残っている場合は、Interstage Studioをアンインストールしても以下のJDKのフォルダが残ります。利用者の資産が不要な場合は削除してください。
JDK 6をインストールしていた場合
<インストールフォルダ>\IDE\JDK6
JDK 7をインストールしていた場合
<インストールフォルダ>\IDE\JDK7
ただし、Interstage Studioをインストールしたあとに、他のアプリケーションをインストール、またはアップデートすると、JDKのフォルダにファイルがコピーされる場合があります。このようなファイルも、Interstage Studioをアンインストールしても削除されずに残ります。この場合は、アンインストール後に、該当ファイルを削除してください。
例: Interstage Studioをインストール後に、Windows Media Playerをアップデートすると、以下のフォルダにWMPNS.jarがコピーされます。
・JDK 6がインストールされていた場合
<インストールフォルダ>\IDE\JDK6\jre\lib\applet
・JDK 7がインストールされていた場合
<インストールフォルダ>\IDE\JDK7\jre\lib\applet
本製品を再インストールする場合の作業
アンインストール後に、本製品を再インストールする場合は、本製品の再インストール前にコンピュータを再起動する必要があります。また、再インストールする場合は、前回のインストール資源を削除してからインストールしてください。
環境変数の削除
システム環境変数のCLASSPATHに"."が残ることがあります。必要に応じて削除してください。
また、システム環境変数PATH、CLASSPATHに手動でパスを設定した場合、アンインストールしてもパスが残る場合があります。必要がない場合は、削除してください。
アプリケーションサーバをインストールしていた場合
リポジトリにアクセスするためのユーザアカウント(oms)をシステムに登録しています。omsアカウントを通常使用しておらず不要な場合は、ユーザアカウント(oms)の削除を行ってください。
omsアカウントを削除する場合は、omsアカウントのホームフォルダも必要に応じて削除してください。
アプリケーションサーバが利用していた "Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" が不要である場合、以下に示す手順で削除してください。
Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008およびWindows Server 2012の場合
[コントロールパネル] > [プログラムと機能]メニューで表示されるプログラム一覧から"Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable"を選び、[アンインストール]をクリックし、アンインストールしてください。
Windows XPおよびWindows Server 2003の場合
[コントロールパネル] > [プログラムの追加と削除]メニューで表示されるプログラム一覧から"Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable"を選び、[削除]をクリックし、アンインストールしてください。
Interstage Java EE 6のアンインストール後に、サービスに「Interstage PCMI(isje6)」が残存している場合は、scコマンドを以下のように実行して、サービス「Interstage PCMI(isje6)」を削除してください。
sc delete "Interstage PCMI(isje6)"
アンインストール前の作業で、ターミナルサービスをインストールモードに変更した場合は、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスを実行モードに変更してください。
CHANGE USER /EXECUTE