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Interstage Studio V11.1 インストールガイド
FUJITSU Software

2.2.4 アプリケーションサーバをインストールするとき

運用テスト環境を構成するコンポーネントの1つである"アプリケーションサーバ"のインストールに関する注意事項です。

"Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" について

アプリケーションサーバを使用する場合、"Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" が必要となります。コンピュータにインストールされていない場合は、本製品のインストーラが自動的にインストールします。

本製品をご利用の間は、"Microsoft Visual C++ 2005 再頒布可能パッケージ" をアンインストールしないでください。

インストール先のファイルシステムについて

アプリケーションサーバはNTFS上にインストールする必要があります。アプリケーションサーバをインストールする場合は、本製品のインストール先にはNTFS上のフォルダを指定してください。

Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成が無効であるとき

アプリケーションサーバは、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効である環境にインストールする必要があります。8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が無効である環境にアプリケーションサーバをインストールした場合、サービスを起動できない可能性があります。

以下の手順で8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してからアプリケーションサーバをインストールください。


レジストリを使用して確認する場合
  1. 以下のレジストリの設定値を確認します。

    レジストリ名
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem\NtfsDisable8dot3NameCreation
    設定値

    0:有効
    1:無効

  2. 手順1で、レジストリに「1(無効)」が設定されている場合は、「0(有効)」を設定して、コンピュータを再起動します。

  3. 本製品のアプリケーションサーバをインストールします。


システム標準のコマンドを使用して確認する場合
  1. 以下のコマンドを実行し、disable8dot3に表示される値を確認します。

    コマンド実行例
    C:\> fsutil behavior query disable8dot3
    disable8dot3 = 0
    disable8dot3の値

    0:有効
    1:無効

  2. 手順1で、disable8dot3に「1(無効)」が設定されている場合は、「0(有効)」を設定して、コンピュータを再起動します。

    C:\> fsutil behavior set disable8dot3 0
  3. 本製品のアプリケーションサーバをインストールします。


ホスト名に設定できる文字について

ホスト名には、図1に示す文字を使用してください。

  • アルファベット大文字(“A”~“Z”)

  • アルファベット小文字(“a”~“z”)

  • 数字(“0”~“9”) (注1)

  • ハイフン(“-”) (注2)

  • ピリオド(“.”) (注2)

(注1) 最後のピリオドの直後には、数字は使用できません。
(注2) ハイフンおよびピリオドは、ホスト名の先頭文字として使用できません。また、ピリオドは、ホスト名の最後に指定できません。

図1 ホスト名に設定可能な文字

ホスト名に図1以外の文字(例:“_”(アンダースコア))を使用した場合、インストール完了後にInterstage管理コンソールにログインすると、IS: エラー: is40003: Interstage JMX サービスに接続できませんでしたのメッセージが出力され、Interstageの運用操作は行えません。

Interstage data storeについて

アプリケーションサーバをインストールすると、Interstage data storeサービスがインストールされます。以下に注意事項を示します。