Interstage Studioでは、オープンソースのEclipseを採用したワークベンチを提供しています。ワークベンチを用いて、JavaアプリケーションやJava EEアプリケーションなどの各種アプリケーションを開発することが可能です。以下にワークベンチの特長を説明します。
各種デザインツールの統合
ウィザードや各種デザインツールを使用して、WebアプリケーションやEJBなど各種アプリケーションを効率良く作成することができます。
高度な編集機能
以下に、高度な編集機能として提供している代表的な機能を示します。
各ファイルに散在している共通コードを一括して修正する機能です。例えば、以下のような一括修正を確実に行うことができます。
ある要素名(クラス名、メソッド名など)を変名する場合
他のファイル内に記述された要素名をすべて一括修正します。
あるメソッドの引数の順序を変更する場合
他のファイル内に記述されたメソッド呼出しの引数の順序を合わせて一括修正します。
あるメソッドを別のクラスに移動する場合
他のファイル内に記述されたメソッド呼出しの参照関連を合わせて一括修正します。
ファイルを編集して保存する場合に、変更された箇所をローカルヒストリ(修正履歴)として保存します。このローカルヒストリを使用して、以下のような操作を行うことができます。
現在のファイルの内容(クラスやメソッド単位など)と、過去の内容を比較して、相違点を分かりやすく表示します。
ローカルヒストリをもとに、編集前の内容を復元します。
利用者の編集操作を軽減するために、Java記述言語の構文やコードなどを意識した高度な入力支援機能を備えています。コード入力支援機能は、タグまたはキーワードを入力し始めると、そのキーワードがサポートするタグ、プロパティ、メソッドの候補がポップアップリストに表示され、選択できるようになる機能です。
XML形式文書の編集
XML形式文書を効率良く編集するためのエディタを用意しています。
XMLエディタ、DTDエディタ、XML Schemaエディタ
各エディタには、利用者の編集操作を軽減するための機能が用意されています。
ツリー形式、テキスト形式による編集機能
DTDやXMLスキーマ定義によるタグの挿入機能
Deployment Descriptor、WSDLファイルまたはWebサーバの設定ファイルなどXML形式のファイルを編集することができます。