ある変換定義の内容が変更される場合には、変換定義の関連性を保つため、それと関連があり影響を受ける側の変換定義内容も同時に修正されます。これを「関連定義の同時反映」と呼びます。
関連定義の同時反映では、まず以下の契機で影響範囲と必要な処理の確認が実行されます。
CSV定義一括読込み機能
CSV定義一括読込み画面において、「取込み」を選択して「読込み」ボタンが押下された時。
一般フォーマットの再編集時
一般フォーマット登録画面において、「登録」ボタンが押下された時。
各種IDの削除操作時
各種登録画面で「削除」ボタンが押下された時、またはツリーメニューの右クリックメニューから「削除」が選択された時。
確認処理の結果、他の定義に影響がある場合には以下のような確認画面が表示されるので、影響範囲の確認を行った後に実
行し、定義を登録します。
図4.46 確認画面(必要な場合だけ)
図4.47 確認画面(実行例)
“実行”をクリックすると、確認された処理が実行され、変換定義が登録されます。“キャンセル”をクリックすると、実行前の画面に戻ります。
関連定義の同時反映における、各定義変更内容に対する他定義の処理内容は、以下のとおりです。
変更するID | 変更する内容 | 影響を受けるID | 影響を受ける内容 | 処理する内容 |
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一般フォーマット | 項目削除 | 繰返し数指定可変長フォーマット | 繰返し数フィールドの削除 | 可変長IDの削除 |
フォーマット変換 | 条件設定における参照元項目の削除 | 当該条件設定を削除
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計算設定における参照元項目の削除 | 当該計算設定を削除
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利用者プログラム設定における参照元項目の削除 | 当該利用者プログラム設定を削除
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項目コード変換(DB)における参照元項目の削除 | 項目コード変換DBの項目を削除
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最適化転記、項目設定、項目コード変換(CSV)における参照元項目の削除 | 当該変換設定の削除
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設定項目の削除 | 当該項目の変換設定をすべて削除 → 変換設定がすべてなくなってしまった場合は変換IDを削除 | |||
ヘッダ出力条件項目の削除 | 当該条件項目の削除
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フォーマットリンク項目の削除 | 変換IDを削除 | |||
ファイル抽出 | 条件項目の削除 | 当該条件項目の削除
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混在フォーマットXML変換 | 識別文字設定項目の削除 | 識別文字設定を「する」→「しない」に変更 | ||
繰返し回数不定-固定調整 | 集団項目ヘッダの削除 | レイアウト調整IDを削除 | ||
繰返し回数不定-行終端可変長調整 | 集団項目ヘッダの削除 | レイアウト調整IDを削除 | ||
ヘッダの定量間隔挿入・削除 | シーケンス番号設定フィールドの削除 | シーケンス番号設定を「あり」→「なし」に変更 | ||
識別文字設定項目の削除 | 識別文字設定を「する」→「しない」に変更 | |||
項目長減少 | フォーマット変換 | 条件設定における参照元項目の削除 | 桁数指定あり、かつ、桁指定の範囲に納まらなくなった場合は、当該条件設定を削除
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計算設定における参照元項目の削除 | 桁数指定あり、かつ、桁指定の範囲に納まらなくなった場合は、当該計算設定を削除
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項目設定、項目コード変換(CSV)における参照元項目の削除 | 桁数指定あり、かつ、桁指定の範囲に納まらなくなった場合は、当該変換設定の削除
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設定項目の項目長減少 | 桁数指定あり、かつ、桁指定の範囲に納まらなくなった場合は、当該変換設定の削除
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ファイル抽出 | 条件項目の項目長減少 | 桁指定の範囲に納まらなくなった場合は、当該条件項目の削除
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属性変更 | 繰返し数指定可変長フォーマット | 繰返し数フィールドの属性変更 | 繰返し数フィールドとして認められない属性の場合、可変長IDを削除 | |
混在フォーマットXML変換 | 識別文字設定項目の属性をX属性以外に変更 | 識別文字設定を「する」→「しない」に変更 | ||
繰返し回数不定-固定調整 | 集団項目ヘッダを別の属性に変更 | レイアウト調整IDを削除 | ||
繰返し回数不定-行終端可変長調整 | 集団項目ヘッダを別の属性に変更 | レイアウト調整IDを削除 | ||
ヘッダの定量間隔挿入・削除 | 識別文字設定フィールドの属性変更 | 識別文字設定を「する」→「しない」に変更 | ||
シーケンス番号設定フィールドの削除 | シーケンス番号設定を「あり」→「なし」に変更 | |||
ファイル抽出 | B属性、P属性に変更 | 桁指定の範囲が、項目の最大桁数範囲以外の場合、当該条件項目の削除
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フォーマット変換 | B属性、P属性に変更 | 桁数指定あり(項目設定、計算設定、項目コード変換CSV設定)、かつ桁指定の範囲が項目の最大桁数範囲以外の場合、当該変換設定を削除
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全体レコード長の減少 | 伝票形式フォーマット | レコード長の減少 | 伝票形式IDの削除 | |
混在フォーマットフォーマット変換 | 最小レコード長の減少 | 最小レコード長が、識別子の範囲に納まらなくなった場合は、範囲に納まらない識別子をもつレコードを削除
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混在フォーマット文字コード変換 | 最小レコード長の減少 | 最小レコード長が、識別子の範囲に納まらなくなった場合は、範囲に納まらない識別子をもつレコードを削除
| ||
混在フォーマットXML変換 | 最小レコード長の減少 | 最小レコード長が、識別子の範囲に納まらなくなった場合は、混在フォーマットXML変換IDの削除 | ||
ヘッダの定量間隔挿入・削除 | レコード長の減少 | レイアウト調整IDの削除 | ||
全体レコード長の増加 | 伝票形式フォーマット | レコード長の増加 | 伝票形式IDの削除 | |
項目追加 | 繰返し回数不定-固定調整 | 繰返し回数不定-固定調整で使用できない形式に変更 | レイアウト調整IDの削除 | |
繰返し回数不定-行終端可変長調整 | 繰返し回数不定-行終端可変長調整で使用できない形式に変更 | レイアウト調整IDの削除 | ||
IDの削除 | 複数一般フォーマット | レコードの削除 | 当該レコードの削除
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伝票形式フォーマット | レコードの削除 | 伝票形式IDの削除 | ||
行終端可変長フォーマット | レコードの削除 | 可変長IDの削除 | ||
繰返し数指定可変長フォーマット | レコードの削除 | 可変長IDの削除 | ||
フォーマット変換 | フォーマットの削除 | 変換IDの削除 | ||
混在フォーマット文字コード変換 | レコードの削除 | 当該レコードの削除
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混在フォーマットXML変換 | レコードの削除 | 混在フォーマットXML変換IDの削除 | ||
繰返し回数不定-固定調整 | 対象フラットID削除 | レイアウト調整IDの削除 | ||
ヘッダの定量間隔挿入・削除 | ヘッダまたは明細のフラットID削除 | レイアウト調整IDの削除 | ||
ファイル抽出 | フォーマットの削除 | 抽出IDの削除 | ||
運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 | ||
複数一般フォーマット | レコードの削除 | フォーマット変換 | 条件設定における参照元項目の削除 | 当該条件設定を削除
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計算設定における参照元項目の削除 | 当該計算設定を削除
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利用者プログラム設定における参照元項目の削除 | 当該利用者プログラム設定を削除
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項目コード変換(DB)における参照元項目の削除 | 項目コード変換DBの項目を削除
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最適化転記、項目設定、項目コード変換(CSV)における参照元項目の削除 | 当該変換設定の削除
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設定項目の削除 | 当該項目の変換設定をすべて削除
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ヘッダ出力条件項目の削除 | 当該条件項目の削除
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ファイル抽出 | 条件項目の削除 | 当該条件項目の削除
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IDの削除 | フォーマット変換 | フォーマットの削除 | 変換IDの削除 | |
ファイル抽出 | フォーマットの削除 | 抽出IDの削除 | ||
運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 | ||
伝票形式フォーマット | IDの削除 | フォーマット変換 | フォーマットの削除 | 変換IDの削除 |
ファイル抽出 | フォーマットの削除 | 抽出IDの削除 | ||
運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 | ||
行終端可変長フォーマット | IDの削除 | 繰返し回数不定-行終端可変長調整 | 対象可変長ID削除 | レイアウト調整IDの削除 |
フォーマット変換 | フォーマットの削除 | 変換IDの削除 | ||
ファイル抽出 | フォーマットの削除 | 抽出IDの削除 | ||
運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 | ||
繰返し数指定可変長フォーマット | IDの削除 | フォーマット変換 | フォーマットの削除 | 変換IDの削除 |
ファイル抽出 | フォーマットの削除 | 抽出IDの削除 | ||
運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 | ||
フォーマット変換 | IDの削除 | 運用登録 | 変換IDの削除 | 処理IDの削除 |
混在フォーマットフォーマット変換 | レコードの削除 | 当該レコードの削除
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ファイル抽出 | IDの削除 | 運用登録 | 抽出IDの削除 | 処理IDの削除 |
レイアウト調整 | IDの削除 | 運用登録 | レイアウト調整IDの削除 | 処理IDの削除 |
混在フォーマット文字コード変換 | IDの削除 | 運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 |
混在フォーマットフォーマット変換 | IDの削除 | 運用登録 | 変換IDの削除 | 処理IDの削除 |
混在フォーマットXML変換 | IDの削除 | 運用登録 | フォーマットの削除 | 処理IDの削除 |
運用登録 | IDの削除 | 変換パラメタ登録 | 処理IDの削除 | 当該処理IDの削除
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変換パラメタ登録 | IDの削除 | 変換メッセージ形式自動判別登録(ID判断型) | 変換パラメタIDの削除 | 当該変換パラメタIDに関する行の削除 |
項目コード変換用CSV登録 | IDの削除 | フォーマット変換 | 項目コード変換(CSV)で使用されているCSV IDの削除 | 項目コード変換(CSV)設定の削除
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利用者プログラム登録 | IDの削除 | フォーマット変換 | 利用者プログラム設定で使用されている利用者プログラムIDの削除 | 当該利用者プログラム設定を削除
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DBテーブル情報登録 | IDの削除 | フォーマット変換 | 項目コード変換(DB)で使用されているDBテーブルIDの削除 | 項目コード変換(DB)設定の削除
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XML用利用者プログラム登録 | IDの削除 | 一般フォーマット | 一般フォーマットの項目で使用しているXML用利用者プログラムIDの削除 | XML用利用者プログラムIDを「選択しない」に変更 |
文字種ポリシー登録 | IDの削除 | 一般フォーマット | 一般フォーマットの項目で使用している文字種ポリシーIDの削除 | 文字種ポリシーIDを「選択しない」に変更 |