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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

E.3.6 ビジネス・プロセス実行環境からの配備解除

配備したBPEL定義が不要となった場合、または配備したBPEL定義を新しいものに置き換える場合は、不要となったBPEL定義を配備解除します。配備解除は以下の手順で実施します。

  1. 配備解除するBPEL定義を利用した業務の終了確認

    配備解除するBPEL定義を利用した業務が実行されていないことを確認してください。BPEL機能を利用した業務が実行中か否かは、実行ログを参照してください。実行ログについては、“BPEL機能のアプリケーション開発”の“BPEL定義の開発”の“ビジネス・プロセス実行機能のログ設定”の“実行ログ”を参照してください。

  2. BPEL定義の配備解除

    isibpeladminコマンドのundeployサブコマンドを使用してBPEL定義を配備解除します。

    isibpeladminコマンドのundeployサブコマンドについては、“ISI リファレンス”の“BPEL機能”の“BPEL定義の配備/配備解除/一覧表示コマンド”の“undeployサブコマンド”を参照してください。

BPEL定義の反映

BPEL定義はビジネス・プロセス実行環境の運用中に配備解除を行うことができます。

ビジネス・プロセス実行環境が起動している状態でBPEL定義を配備解除した場合、BPEL定義は自動的にビジネス・プロセス実行環境から配備解除されます。

また、ビジネス・プロセス実行環境が停止している状態でBPEL定義を配備解除した場合、配備解除したBPEL定義は配備解除待ちとなり、ビジネス・プロセス実行環境の起動時に配備解除されます。

ポイント

BPEL定義を配備解除した場合、ビジネス・プロセス実行環境からのBPEL定義の配備解除状態により以下の2つの状態があります。

  • 配備解除済み状態

    ビジネス・プロセス実行環境からの配備解除が完了した状態です。

  • 配備解除待ち状態

    ビジネス・プロセス実行環境からの配備解除が未完了で、配備解除待ちの状態です。

    配備解除待ち状態のBPEL定義は次回ビジネス・プロセス実行環境を起動したときに、ビジネス・プロセス実行環境から配備解除されます。

BPEL定義の配備解除結果の確認

以下に配備解除結果を確認する手順を説明します。

ビジネス・プロセス実行環境が起動している状態でBPEL定義を配備解除した場合

コマンドの実行結果を確認してください。

  • WSBPEL-52502が出力された場合

    配備解除が完了しました。

  • WSBPEL-52552が出力された場合

    ビジネス・プロセス実行環境が高負荷な状態では、本メッセージが出力される場合があります。

    isibpeladminコマンドのlistサブコマンドを実行し、BPELプロセス名の一覧を表示し、配備状態を確認してださい。表示されない場合、配備解除は完了しており配備解除済み状態です。表示された場合、ビジネス・プロセス実行環境への定義の配備解除に時間がかかっている、または配備解除に失敗している可能性があります。イベントログまたはシステムログで配備解除結果を確認してください。

    isibpeladminコマンドのlistサブコマンドについては、“ISI リファレンス”の“BPEL機能”の“BPEL定義の配備/配備解除/一覧表示コマンド”の“listサブコマンド”を参照してください。

ビジネス・プロセス実行環境が停止している状態でBPEL定義を配備解除した場合

コマンドの実行時に以下のメッセージが表示されます。

  • WARNING: WSBPEL-52552: 配備解除結果を取得できませんでした

    ビジネス・プロセス実行環境を起動すると、BPEL定義がビジネス・プロセス実行環境に反映され、配備解除済み状態となります。

    isibpeladminコマンドのlistサブコマンドを実行し、BPELプロセス名の一覧を表示し、配備状態を確認してださい。表示されない場合、配備解除は完了しており配備解除済み状態です。表示された場合、ビジネス・プロセス実行環境への定義の反映に時間がかかっている、または配備解除に失敗している可能性があります。イベントログまたはシステムログで配備解除結果を確認してください。

コマンド実行例

コマンドが出力したメッセージのパラメタの“BPELプロセス名”と“ID”は、ビジネス・プロセス実行環境からのBPEL定義の配備解除状態の確認に使用します。配備解除状態の確認を行うときは、イベントログまたはシステムログから、これらの値と同一の値がパラメタとして出力されているメッセージを確認してください。

ビジネス・プロセス実行環境からのBPEL定義の配備解除が完了している場合は、WSBPEL-44401の情報メッセージが出力されます。失敗している場合は、エラーメッセージが出力されます。出力されているエラーメッセージから原因を特定し、対処を行ってください。

isibpeladmin undeploy --target ode BPEL_Sample001
WARNING: WSBPEL-52552: 配備解除結果を取得できませんでした: BPELプロセス名=BPEL_Sample001 ID=BPEL_Sample001_128955855828