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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

D.3.4 .NETの利用

例をもとに、.NET機能を利用したアプリケーションの開発手順を説明します。
アプリケーションの開発は、以下の手順で行います。

注意

  • .NETメッセージ送受信APIでは、エンドポイントのISIサーバ名情報が無視され、すべてデフォルトのISIサーバが指定されたものとみなされます。

  • .NETメッセージ送受信APIからルーティングを用いたエンドポイントは使用できません。

図D.11 開発の手順

前提

サービスエンドポイント名:endpointNet

手順
  1. サービスエンドポイント定義を作成します。
    メッセージ送受信APIを利用するためのサービスエンドポイント定義にサービスエンドポイント名“endpointNet”を定義します。
    作成方法については、“ISI Studio ヘルプ”を参照してください。

  2. 手順1で作成したサービスエンドポイント名をパラメタに設定し、通信制御クラス(IESIService)を生成します。

  3. 共通メッセージ(ESIMessage)を作成します。
    共通メッセージの作成方法については、“D.5.4 共通メッセージの作成・操作(.NET)”を参照してください。

  4. ISIを呼び出し、共通メッセージを送受信します。

C#アプリケーションの例
using System;
using Com.Fujitsu.Esi.Client;
using Com.Fujitsu.Esi.Message;

namespace sample
{
    class ESISend
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            try {
                //(2)通信制御クラス(IESIService)を生成
                IESIService service = ESIServiceFactory.GetService("endpointNet");
                //(3)ESIMessageを作成
                ESIMessage message = new ESIMessage();
                               
                //(4)ISIを呼び出す
                ESIMessage returnMessage = service.Send(message);                           
            } catch (ESIAPIException e) {
                Console.WriteLine(e.StackTrace);
            }
        }
    }
}
  1. メッセージ送受信APIの同期APIとして提供しているメソッドは、以下のとおりです。

    • 同期送信呼出し:Send(ESIMessage)