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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

D.3.1 RMIの利用

例をもとに、RMIを利用したアプリケーションの開発手順を説明します。
アプリケーションの開発は、以下の手順で行います。

図D.8 開発の手順

前提

サービスエンドポイント名:endpointRMI

手順
  1. サービスエンドポイント定義を作成します。
    メッセージ送受信APIを利用するためのサービスエンドポイント定義にサービスエンドポイント名“endpointRMI”を定義します。
    作成方法については、“ISI Studio ヘルプ”を参照してください。

  2. 手順1で作成したサービスエンドポイント名をパラメタに設定し、通信制御クラス(ESIService)を生成します。

  3. 共通メッセージ(ESIMessage)を作成します。
    共通メッセージの作成方法については、“D.5 共通メッセージの作成・操作”を参照してください。

  4. ISIを呼び出し、共通メッセージを送受信します。

アプリケーションの例
import com.fujitsu.esi.client.ESIAPIException;
import com.fujitsu.esi.client.ESIService;
import com.fujitsu.esi.client.ESIServiceFactory;
import com.fujitsu.esi.message.ESIMessage;

public class ESISend {
    public static void main(String[] args) {
        try {
            //(2)通信制御クラス(ESIService)を生成
            ESIService service = ESIServiceFactory.getService("endpointRMI");
            //(3)ESIMessageを作成
            ESIMessage message = new ESIMessage();
                           :
            //(4)ISIを呼び出す
            ESIMessage returnMessage = service.send(message); ……(a)
                           :
        } catch (ESIAPIException e) {
            e.printStackTrace();
        }
    }
}
  1. メッセージ送受信APIの同期APIとして提供しているメソッドは、以下のとおりです。

    • 同期送信呼出し:send(ESIMessage)