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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

C.2.5 XML Emergerの定義

XML Emergerを使用するには、以下のようにします。

指定例

実行ステップ情報の指定例は、以下のとおりです。この例では、現在のペイロードの“com.fujitsu.esi.xpath1”で示される情報を取り出しています。

:
    <StepInformation stepname="extract">
        <MediatorFunction name="XMLEmergerExt">
            <Method type="execute" name="extract">
                <ParameterList>
                    <ParameterArray name="esi.XmlEmerger.headerList">
                      <Parameter valuetype="direct">price</Parameter>
                    </ParameterArray>
                    <ParameterArray name="esi.XmlEmerger.XPathList">
                      <Parameter valuetype="esi.header">com.fujitsu.esi.xpath1</Parameter>
                    </ParameterArray>
                </ParameterList>
            </Method>
        </MediatorFunction>
    </StepInformation>
:
表C.82 定義項目

キー名

説明

指定例

StepInformation

stepname

ステップ名を指定します。シーケンスブロックに指定したステップ名を指定してください。

extract

MediatorFunction

name

メディエータファンクション名“XMLEmergerExt”を指定します。

XMLEmergerExt

Method

type

実行種別“execute”を指定します。

execute

name

XMLEmergerExtのメソッド名“extract”を指定します。

extract

ParameterArray

name

“esi.XmlEmerger.headerList”を指定します。取得情報格納先ヘッダキーの配列です。

esi.XmlEmerger.headerList

Parameter

1

取得した情報の格納先ヘッダキーを指定します。

valuetype

パラメタに指定する値のタイプを指定します。

direct

取得情報格納先ヘッダキー“price”を指定します。

price

ParameterArray

name

“esi.XmlEmerger.XPathList”を指定します。情報取得対象が格納されている位置を指すXPathの配列です。

esi.XmlEmerger.headerList

Parameter

1

情報取得対象が格納されている位置を指すXPathを指定します。

valuetype

パラメタに指定する値のタイプを指定します。

esi.header(共通メッセージ内のヘッダパラメタ)

情報取得対象が格納されている位置を指すXPathを指定します。

com.fujitsu.esi.xpath1

XPathについて

注意

  • XPathは、絶対パスで指定してください。相対パスは使用できません。

  • 配列のインデックスを指定しないと、最初に出現した要素が指定されたとみなされます。

  • 以下は、ISI 9.0以前のXPath指定を行う場合に注意してください。

    • ワイルドカードは指定できません。

    • 軸指定は“/”と“@”だけ使用できます。

XPathの指定例については、“ISI Studio ヘルプ”を参照してください。
なお、ISI 9.0以前のXPath指定を行うかどうかの設定については、“ISI 導入ガイド”を参照してください。