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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

B.6.1 StepInformation

StepInformation(実行ステップ詳細情報)について説明します。

定義項目

表B.26 StepInformationの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

stepname

ステップ名を指定します。
シーケンス定義内で一意な名前を指定してください。
以下の文字を組み合わせて指定できます。

  • 半角文字

    • 英小文字

    • 数字

    • -(ハイフン)

    • _(アンダーバー)

  • 日本語

    • 全角漢字(JIS第1水準漢字・第2水準漢字)

    • 全角ひらがな

    • 全角カタカナ

    • 全角英字

    • 全角数字

    • 全角記号(機種依存文字を除く)

必須
最大256文字

属性

monitoring

モニタリングを行うかどうかを指定します。以下のどちらかを指定します。

  • true
    モニタリングします。

  • false
    モニタリングしません。

デフォルトは、“false”です。

子要素

MediatorFunction

メディエータファンクションの呼出し情報を指定します。

必須

子要素

Description

実行ステップについての説明を指定します。
モニタリングのサービス名として利用されます。

  

指定例

<StepInformation stepname="checkXML">
      <MediatorFunction>…</MediatorFunction>
</StepInformation>

MediatorFunction

MediatorFunction(メディエータファンクションの呼出し情報)について説明します。

定義項目

表B.27 MediatorFunctionの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

name

メディエータファンクション名を指定します。標準提供のメディエータファンクションを利用する場合は、以下のどれかを指定します。

  • XMLValidation
    XML Validationを利用します。

  • XMLOperation
    XML Operationを利用します。

  • XMLEmergerExt
    XML Emergerを利用します。

  • FlatEmerger
    FLAT Emergerを利用します。

  • SOAPOperation
    SOAP Operationを利用します。

  • XMLConverter
    XML Converterを利用します。

  • Formatmanager
    Formatmanagerを利用します。

  • SendMessage
    メッセージ送信を利用します。

  • ESISoapGw
    SOAP Gatewayを利用します。

  • BPMMonitoring
    Interstage BPM Analyticsを利用します。

  • ListCreator
    List Creatorを利用します。

  • JCAAdapter
    JCA Adapterを利用します。

  • CommandLauncher
    Command Launcherを利用します。

  • FileOperator
    File Operatorを利用します。

必須

子要素

Method

メディエータファンクションの呼出し情報を指定します。

必須
複数(4つまで)指定可

指定例

<MediatorFunction name="XMLValidation">
      <Method>…</Method>
      <Method>…</Method>
</MediatorFunction>

Method

Method(ファンクションのメソッド情報)について説明します。

定義項目

表B.28 Methodの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

type

メソッドを呼び出す契機を指定します。以下のどれかを指定します。

  • init
    インスタンス初期化時

  • execute
    ステップ実行時

  • cancel
    キャンセル実行時(ステップ実行後の例外発生時)

  • destroy
    インスタンス削除時

必須

属性

name

メディエータファンクション定義に指定したメソッド名を指定します。

必須

子要素

ParameterList

メソッドのパラメタ情報を指定します。

  

子要素

Return

メソッドの復帰値情報を指定します。

  

注意事項

指定例

<Method type="execute" name="convert">
      <ParameterList>…</ParameterList>
      <Return>…</Return>
</Method>

Description

Description(説明)について説明します。

定義項目

表B.29 Descriptionの定義項目

種類

名称

説明

備考

---

実行ステップについての説明を指定します。

  

指定例

<Description>商品照会サービスです</Description>

ParameterList

ParameterList(パラメタ情報のリスト)について説明します。

定義項目

表B.30 ParameterListの定義項目

種類

名称

説明

備考

子要素

Parameter

メソッドのパラメタ情報を指定します。

複数指定可

子要素

ParameterArray

配列型のパラメタ情報を指定します。

複数指定可

指定例

<ParameterList>
      <Parameter>…</Parameter>
      <ParameterArray>…</ParameterArray>
</ParameterList>

Parameter

Parameter(パラメタ情報)について説明します。

定義項目

表B.31 Parameterの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

name

メディエータファンクション定義に指定したパラメタ名を指定してください。

必須

属性

valuetype

パラメタに指定する値のタイプを指定します。以下のどれかを指定します。

  • esi.header
    共通メッセージ内のヘッダパラメタ

  • esi.payload
    共通メッセージ内のペイロード

  • esi.esimessage
    共通メッセージ本体

  • direct
    ここに記述した値を直接使用します。値を省略した場合、パラメタ型が基本型・基本型のラッパクラスの場合は、javaの初期値を指定したものとして扱われます。またString型の場合は空文字を指定したものとして扱われます。

  

---

パラメタ値を指定します。指定した値は、“valuetype”の設定値に応じて、以下のようになります。

  • esi.header
    共通メッセージのヘッダパラメタキー名として扱われます。

  • esi.payload
    どの時点のペイロードにパラメタを渡すかを指定します。以下のどれかを指定します。デフォルトは、“@current”です。

    • @start
      シーケンス起動時のペイロード

    • @current
      現在のペイロード

    • ステップ名を指定
      指定したステップで出力したペイロード

  • esi.esimessage
    指定は不要です。指定した値は、無効となります。

  • direct
    ここに記述した値を直接使用します。値を省略した場合、パラメタ型が基本型・基本型のラッパクラスの場合は、javaの初期値が、String型の場合は空文字となります。

valuetypeに“esi.payload”を指定した場合のデフォルトは、“@current”です。
valuetypeに“esi.header”を指定した場合、値は必須です。

指定例

<Parameter name="esi.Formatmanager.inputData" valuetype="esi.payload">@current</Parameter>
<Parameter name="esi.XmlOperation.in" valuetype="esi.payload">@current</Parameter>

ParameterArray

ParameterArray(配列型のパラメタ情報)について説明します。

定義項目

表B.32 ParameterArrayの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

name

パラメタ名を指定します。メディエータファンクション定義に指定したパラメタ名を指定してください。

必須

子要素

Parameter

パラメタ情報を指定します。
パラメタの配列順に指定します。

必須
複数指定可

指定例

<ParameterArray name="esi.SendMessage.endpoint">
      <Parameter>…</Parameter>
      <Parameter>…</Parameter>
</ ParameterArray>

Parameter

Parameter(配列内のパラメタ情報)について説明します。

定義項目

表B.33 Parameterの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

valuetype

パラメタに指定する値のタイプを指定します。以下のどちらかを指定します。

  • esi.header
    共通メッセージ内のヘッダパラメタ

  • direct
    固定値

デフォルトは、“direct”です。

---

パラメタ値を指定します。指定した値は、“valuetype”の設定値に応じて、以下のようになります。

  • esi.header
    共通メッセージのヘッダパラメタキー名として扱われます。

  • direct
    ここに記述した値を直接使用します。省略した場合は、空文字となります。

必須

指定例

<Parameter valuetype="direct">endpointA</Parameter>
<Parameter valuetype="esi.header">com.fujitsu.esi.endpoint.outbound</Parameter>

Return

Return(復帰値情報)について説明します。

定義項目

表B.34 Returnの定義項目

種類

名称

説明

備考

属性

valuetype

復帰値の格納先を指定します。以下のどれかを指定します。

  • esi.header
    共通メッセージ内のヘッダパラメタ

  • esi.payload
    共通メッセージ内のペイロード

  • esi.esimessage
    共通メッセージ本体

必須

---

復帰値の設定先を指定します。指定した値は、“valuetype”の設定値に応じて、以下のようになります。

  • esi.header
    共通メッセージのヘッダパラメタキー名として扱われます。

  • esi.payload
    指定は不要です。

  • esi.esimessage
    指定は不要です。

valuetypeにesi.headerを指定した場合、値は必須です。

指定例

<Return valuetype="esi.payload" />