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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

6.3 データベースアダプタ利用時の定義

データベースアダプタ(DBアダプタ)利用時のシーケンス定義は以下のようになります。

  1. バイナリデータの設定
    DBアダプタを使用してバイナリデータをデータベースに格納する場合、ユーザプログラムを作成してバイナリデータを共通メッセージに格納します。バイナリデータを使用しない場合、このステップは省略できます。

  2. CSV変換
    データベースを更新する場合、データベースアダプタに渡す共通メッセージのペイロードをCSV形式にします。Formatmanagerを使用して共通メッセージのペイロードをCSV形式に変換します。すでに共通メッセージのペイロードがCSV形式になっている場合、またはSQL文に値を動的に設定する必要がない場合、このステップは省略できます。

  3. DBアダプタ呼出し
    DBアダプタを呼び出してデータベースにアクセスします。データベースの検索を行う場合、または復帰値があるストアドプロシージャを実行する場合は“同期サービス呼出しメディエータファンクション”を使用します。データベースの更新を行う場合、または復帰値がないストアドプロシージャを実行する場合は“同期サービス呼び出しメディエータファンクション”、“非同期サービス呼出しメディエータファンクション”のどちらかを使用します。

  4. CSV変換
    データベースの呼出し結果はバイナリデータを除き共通メッセージのペイロードにCSV形式で格納されます。Formatmanagerを使用して共通メッセージのペイロードをCSV形式から別の形式に変換します。変換の必要がない場合、このステップは省略できます。

  5. バイナリデータの取得
    データベースの呼出し結果にバイナリデータがある場合、ユーザプログラムを作成してバイナリデータを取り出します。バイナリデータを使用しない場合、このステップは省略できます。

ここでは、定義の例として次のデータベースへのアクセスを行うものとします。

■在庫表データベース

■在庫表データベースの列のデータ型

列名

列のデータ型

製品番号

SMALLINT

製品名

NCHAR(10)

在庫数量

INTEGER

倉庫番号

SMALLINT