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Interstage Service Integrator V9.5.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

3.6 ファイルベースシーケンス実行用メディエータファンクションの開発

シーケンスエンジンは、データ(ペイロード)が大容量のときにファイルベースでシーケンス処理を行うことができます。
ファイルベースでシーケンス処理を行う場合、共通メッセージのヘッダに以下の情報が格納されています。

表3.2 ファイルベースシーケンスで使用するヘッダ情報

キー

値/説明

com.fujitsu.esi.filepayload.currentfile

現在のペイロードデータのファイル名です。

com.fujitsu.esi.filepayload.nextfile

メディエータファンクションでの処理結果を格納するファイル名です。
ファイルベースで結果を出力するメディエータファンクションは、このファイルに結果を出力してください。

com.fujitsu.esi.filepayload.workdir

ファイルベースでの処理ディレクトリです。
この情報を利用して、現在のペイロードデータ以外のファイルを参照できます。
“ディレクトリ名+java.io.File.separator+@start”が、このシーケンスの入力ファイル名です。
“ディレクトリ名+java.io.File.separator+ステップ名”が、指定したステップの実行結果のファイル名です。

上記の情報を利用して、ファイルベースシーケンス実行用のメディエータファンクションを開発します。

注意

ファイル全体を、メモリ上に読み込まないでください。メモリ不足が発生し、ISIサーバが停止するおそれがあります。