ISIは、一般的なESBよりサービス利用側アプリケーションの開発生産性を向上するために、以下に着目して開発することで、サービスごとに手順や方法を作らずに、同じ呼出し方ですべてのサービスを呼び出すことができます。これを実現するのが、共通APIと共通メッセージです。
サービス利用側アプリケーションとWebサービスの役割を整理し、サービス利用側アプリケーション作成を容易化
共通API
J2EEの知識を必要とせず、Javaの知識だけで構築することができるAPIを提供します。
Javaの有識者であってもJ2EEでJMS、JAX-RPCを使いこなせるとは限りません。ピュアなJavaの知識だけで、JMSやSOAPのプロトコルを意識しないAPIを使用することによって、ISI、およびその先のサービスを呼び出すことができるので、開発の立上げを早くします。
また、コーディングを簡単にするために、送付したいデータと、サービスエンドポイント名(ISIの入口の1つ)を指定するだけで呼び出すことができます。
共通メッセージとAPIを組み合わせることで、一層の生産性向上を実現できます。
共通メッセージ
ISIのサービス利用側アプリケーションの開発では、共通メッセージを作成し、ISIへ送付する処理を開発します。すべてのサービスを同じ作法で呼び出すことができます。
基本的に、サービスへ送付したいデータと、サービスエンドポイント(ISIの入口)を1つ指定するだけで、サービスを呼び出すことができます。
また、サービスのあて先、実行するメディエーション機能の種類、部品へ渡す値などをセットすれば、ISIがセットされたとおりに、メディエーション機能を実行するなど、拡張して利用できます。
共通メッセージへ値をセットする方法は、共通化されています。手法も容易であるため、サービス利用側アプリケーションの開発生産性を向上させることができます。