ISIは、クラスタリングに対応しています。
運用サーバ1台と待機サーバ1台のフェイルオーバ運用でサーバを切り替えます。
クラスタリングの主な特長は、以下のとおりです。
自動的に異常を検出し、待機サーバへ運用を切り替えます。
単一のシステムで運用している場合に比べ、運用再開までの時間が短縮されます。
待機サーバに切り替わっても、運用サーバの資源を引き継ぎます。
引き継ぐデータは、共用ディスクに配置されます。
運用サーバのIPアドレスを待機サーバが引き継ぎます。
データが流れている途中に待機サーバに切り替わっても、メッセージをロストしません。
順番保証機能を利用している場合、データが流れている途中に待機サーバに切り替わっても、メッセージの順番を保証します。
待機サーバに切り替わるISIの異常は以下です。
ISIのFormatmanager、ファイル転送の停止
メッセージ蓄積機能が使用するデータベースの停止
非同期メッセージング構成で使用するJMS、JMS-R、MQDの停止
注意
ESIServerなどのワークユニットは、クラスタ監視の対象外です。
図2.46 フェイルオーバ運用の構成図
Microsoft Cluster Service(MSCS)を利用したクラスタリングに対応します。
PRIMECLUSTERを利用したクラスタリングに対応します。
注意
フェイルオーバ運用のスタンバイ機能を使用して、クラスタリング環境を構築します。