アンインストール後の注意事項について説明します。
Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerが共存していた場合
Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerの両方をインストールしているシステムから、本製品をアンインストールした場合、一部のファイルが削除されずに残ります。残ったファイルは、Systemwalker Operation Managerが使用するので削除しないでください。
ノードの削除について
部門管理サーバ、業務サーバまたはイベント監視機能をインストールしたクライアントを削除する場合は、削除対象のサーバまたはクライアントのSystemwalker Centric Managerのデーモンまたはサービスを停止した後で、[Systemwalkerコンソール]から削除対象のノードを削除してください。また、削除対象のサーバまたはクライアントの通信環境設定において、イベント通知先への接続方法として“必要時接続”が定義されていた場合は、イベント通知先に指定されていたサーバ上で、以下のコマンドを実行してください。
UNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 削除対象のサーバまたはクライアントのホスト名
Windows版の場合
opaconstat -D 削除対象のサーバまたはクライアントのホスト名
上記の手順を実施しない場合、[Systemwalkerコンソール]に削除済みのノードが再表示されることがあります。
また、資源配付機能を使用している場合は、上記のノードを削除後、資源配付の配付経路情報を[資源配付]ウィンドウから変更してください。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerを再インストールする場合
UNIX版で、syslogdの環境定義ファイル/etc/syslog.conf、またはrsyslogdの環境定義ファイル/etc/rsyslog.confの初期設定を変更している場合、再インストール後にも初期設定からの変更が必要です。
初期設定の変更については、“監視するメッセージの設計”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerをアンインストールした後、必ずシステムの再起動を行ってから、Systemwalker Centric Managerのインストールを行ってください。
再インストールしたサーバをイベント通知先に指定しているシステムで以下のコマンドを実行してください。
UNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
Windows版の場合
opaconstat -a |
システム性能収集エージェントをインストールした場合【Windows版】
システム性能収集エージェントを選択インストールした場合、アンインストールする際に以下のディレクトリが削除されずに残ることがあります。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfExA |
この場合は、アンインストール完了後、SNMPサービスを停止するか、システムを再起動した後、上記ディレクトリを手動で削除してください。
監査ログ分析機能を使用していた場合
Interstage Navigator 辞書の削除
Interstage Navigatorサーバ機能の削除前に、以下のコマンドを実行し、Navigator辞書を削除します。
rn_del -u Navigator認証ユーザ名/Navigator認証ユーザのパスワード -a |
Interstage Navigator サーバ機能の削除
【Windows版】
Interstage Navigatorサーバ機能を今後使用しない場合は、[コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]-[プログラムの追加と削除]-[プログラムのアンインストール]から以下のソフトウェアを選択し、削除します。
Interstage Navigator Server
削除の詳細は、Interstage Navigator Serverのサーバソフトウェアのソフトウェア説明書を参照してください。
【Solaris版/Linux版】
Interstage Navigatorサーバ機能を今後使用しない場合は、以下のパッケージを削除します。
FJSVenavi
Interstage Navigator Server Enterprise Editionの場合
FJSVsnavi
Interstage Navigator Server Standard Editionの場合
削除の詳細は、Interstage Navigator Serverのサーバソフトウェアのソフトウェア説明書を参照してください。
データベースの削除
Symfowareのアンインストール前に、以下の手順で“CSVファイルの情報活用”機能のためのデータベースを削除します。
以下の内容のテキストファイルをテキストエディタでカレントディレクトリに作成します(ファイル名をdrop.sysinとします)。
DROP DBSPACE ASISDBSP; |
以下のコマンドを実行し、データベースを削除します。
【Windows版】
set RDBNAME=CENTRIC |
【Solaris/Linux版】
# RDBNAME=CENTRIC |
ObjectDirector、Symfowareのアンインストールについて【Windows版】
Systemwalker Centric Managerをアンインストールしても、インストール時にインストールしたObjectDirectorおよびSymfowareはアンインストールされません。このため、アンインストール後、インストール先のフォルダ配下にObjectDirectorおよびSymfowareのファイルが残る場合があります。
インストール先のフォルダを削除する場合、事前に[コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]/[プログラムの追加と削除]/[プログラムと機能]から、これらの製品をアンインストールしてください。なお、Symfowareをアンインストールする場合は、Symfowareのアンインストール手順に従ってください。
Systemwalker Centric Managerが作成したローカルグループについて(Windows運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアント)【Windows版】
Systemwalker Centric Managerをアンインストールしても、ロールに関連付けられた以下のローカルグループは削除されません。これらのローカルグループが不要であれば、ユーザマネージャを利用して削除してください。
ただしSystemwalker Centric Managerをアンインストールした後にSystemwalker Operation Managerでアクション実行を使用する場合には、DmAdmin、DmOperation、DmReferenceグループは削除しないでください。
DmAdmin
DmOperation
DmReference
DistributionAdmin
DistributionOperation
DistributionReference
SystemwalkerSecurityAdmin
SystemwalkerSecurityAuditor
sw000001~sw000007グループについて【UNIX版】
Systemwalker Centric Managerをアンインストールしても、セキュリティロールと関連付けられたグループ(sw000001~sw000007)は削除されません。Systemwalker Centric Managerをアンインストール後、これらのグループが不要であれば削除してください。
不要ファイルの削除について【UNIX版】
Web連携機能を使用した場合、アンインストール時に以下のディレクトリに設定したシンボリックファイルが解除されない場合があります。不要な場合は削除してください。括弧内は、ターゲットファイルです。
/opt/systemwalker/inet/scripts (MpScript)
/opt/systemwalker/inet/wwwroot (Systemwalker)
/opt/FJSVfsjvc/java/classes (Systemwalker Centric Manager)
削除されずに残るパッケージについて【Solaris版】
以下のインストール種別にバンドルされている製品のパッケージは削除されずに残ります。
運用管理サーバ
Symfoware
・FSUNrdb2b
・FJSVrdbap
・FJSVrdbdb
・FSUNrdbps
・FJSVsymee
・FJSVapcdb
・FJSVapccm
・FJSVsymjd
・FJSVsymwd
・FJSVsymwa
・FJSVsymme
・FJSVrdasv (※)
・FJSVapcap
・FJSVrdbhs
・FJSVsymdx
・FJSVsymhs
※:環境によりこのパッケージはインストールされていないことがあります。
ObjectDirector
・FSUNod
SMEE/SCLR
・FJSVsmee
・FJSVsclr
部門管理サーバ/業務サーバ
SMEE/SCLR
・FJSVsmee
・FJSVsclr
上記製品のパッケージは、ほかの製品が使用していないことを確認の上、以下の手順に従って削除してください。
Symfowareのアンインストール方法
本製品にバンドルされているSymfowareがインストールされている場合
“symfo_removeコマンドによるSymfoware Serverのアンインストール【Solaris版/Linux版】”を参照して削除してください。
上記以外の場合
Symfowareをインストールした製品のマニュアルまたはインストールガイドを参照し、パッケージを削除してください。
ObjectDirectorおよびSMEE/SCLRのアンインストール方法
本製品にバンドルされているObjectDirectorおよびSMEE/SCLRがインストールされている場合
以下のコマンドを実行し、パッケージを削除してください。
pkgrm パッケージ名 |
なお、ObjectDirectorパッケージを削除する場合は以下のコマンドを実行して、ObjectDirectorを停止してから削除してください。
/opt/FSUNod/bin/OD_stop |
上記以外の場合
ObjectDirectorおよびSMEE/SCLRをインストールした製品のマニュアルまたはインストールガイドを参照し、パッケージを削除してください。
削除されずに残るパッケージについて【Linux版】
運用管理サーバでは、Systemwalker Centric Managerにバンドルされている以下の製品のパッケージは削除されずに残ります。
Symfoware
・FJSVapcap
・FJSVapccm
・FJSVapcdb
・FJSVrdb2b
・FJSVrdbap
・FJSVrdbdb
・FJSVrdbhs
・FJSVrdbps
・FJSVsymdx
・FJSVsymee
・FJSVsymhs
・FJSVsymjd
・FJSVsymme
・FJSVsymwa
・FJSVsymwd
ObjectDirector
・FJSVod
SMEE/SCLR
・FJSVsmee (Linux版(32bit)の場合)
・FJSVsclr (Linux版(32bit)の場合)
・FJSVsmee64 (Linux版(64bit)の場合)
・FJSVsclr64 (Linux版(64bit)の場合)
部門管理サーバ、業務サーバでは、Systemwalker Centric Managerにバンドルされている以下の製品のパッケージは削除されずに残ります。
SMEE/SCLR
・FJSVsmee
・FJSVsclr
上記製品のパッケージは、ほかの製品が使用していないことを確認の上、以下の手順に従って削除してください。
Symfowareのアンインストール方法
本製品にバンドルされているSymfowareがインストールされている場合
“symfo_removeコマンドによるSymfoware Serverのアンインストール【Solaris版/Linux版】”を参照して削除してください。
上記以外の場合
Symfowareをインストールした製品のマニュアルまたはインストールガイドを参照し、パッケージを削除してください。
ObjectDirectorおよびSMEE/SCLRのアンインストール方法
本製品にバンドルされているObjectDirectorおよびSMEE/SCLRがインストールされている場合
以下のコマンドを実行し、パッケージを削除してください。
rpm -e パッケージ名 |
なお、ObjectDirectorパッケージを削除する場合は以下のコマンドを実行してObjectDirectorを停止してから削除してください。
/opt/FJSVod/bin/OD_stop |
上記以外の場合
ObjectDirectorおよびSMEE/SCLRをインストールした製品のマニュアルまたはインストールガイドを参照し、パッケージを削除してください。
再頒布可能パッケージのアンインストールについて【Windows版】
Systemwalker Centric Managerはインストール時に再頒布可能パッケージ"Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable"がインストールされていないシステムに対し、自動インストールを行います。
Systemwalker Centric Managerのアンインストール時には、自動アンインストールは行われません。
[Systemwalker Webコンソール]でSystemwalkerシングル・サインオンを実現していた場合
Systemwalkerシングル・サインオンエージェントの削除
以下の場合、Systemwalker Centric Managerをアンインストールしたサーバ上からSystemwalkerシングル・サインオンエージェントを削除することができます。
Systemwalker Centric Manager以外のSystemwalker製品がインストールされていなかった場合
Systemwalker Centric Managerをアンインストールした後に残るSystemwalker製品で、Systemwalkerシングル・サインオンの設定が行われていない場合
Systemwalkerシングル・サインオンエージェントの削除方法は、“Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してください。
Systemwalkerシングル・サインオンサーバの削除
Web画面でSystemwalkerシングル・サインオンを実現しているSystemwalker製品が存在しない場合は、Systemwalkerシングル・サインオンサーバを削除することができます。詳細は、“Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してください。
Systemwalker共通ユーザー管理機能を使用していた場合
アンインストール後、Systemwalker共通ユーザー管理機能を使用しているSystemwalker製品が存在しない場合は、Systemwalker認証リポジトリを削除することが可能です。詳細は、“Systemwalker共通ユーザー管理/Systemwalkerシングル・サインオン使用手引書”を参照してください。
“FJQSS(資料採取ツール)”、および“アンインストールと管理(ミドルウェア)”について【Windows版】
Systemwalker Centric Managerの他に富士通ミドルウェア製品が存在しない場合、Systemwalker Centric Managerのアンインストール時に自動的に“FJQSS(資料採取ツール)”もアンインストールされます。
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”は、Systemwalker Centric Managerをアンインストールしても残ります。本ツールのアンインストールが必要となる場合は、以下の手順でアンインストールを行ってください。
【アンインストール方法】
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”を起動し、他の富士通ミドルウェア製品が残っていないか確認します。
[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[Fujitsu]-[アンインストールと管理(ミドルウェア)]をクリックして、[アンインストールと管理(ミドルウェア)]ウィンドウを表示させ、富士通ミドルウェア製品が何もないことを確認します。
以下のアンインストールコマンドを実行します。
%SystemDrive%\FujitsuF4CR\bin\cirremove.exe |
「本ソフトウェアは富士通製品共通のツールです。本当に削除しますか?[y/n]:」と表示されたら、「y」を入力して継続します。これにより、アンインストールが実行されます。
アンインストール完了後、以下のディレクトリおよびその配下のファイルが残ります。必要に応じて削除してください。
%SystemDrive%\FujitsuF4CR |
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”を誤ってアンインストールしてしまった場合は、以下の手順に従って再度インストールしてください。
【インストール方法】
インストール対象マシンにAdministratorsグループに所属するユーザー名でログオンするか、管理者権限を持つアカウントに切り替えます。
DVDドライブにSystemwalker Centric ManagerのDVDをセットし、以下のインストールコマンドを実行します。
【Windows32bit版の場合】
<DVDドライブ>\MAIN\win32\CIR\cirinst.exe |
【Windows64bit版の場合】
<DVDドライブ>\Server\win32\CIR\cirinst.exe |
【Solaris版/Linux版の場合】
<DVDドライブ>\Client\win32\CIR\cirinst.exe |
運用管理クライアント・クライアントの場合
ObjectDirectorのアンインストールについて
Systemwalker Centric Managerをアンインストールしても、インストール時に追加したObjectDirectorはアンインストールされません。このため、インストール先のフォルダにはObjectDirectorのファイルが残ります。インストール先のフォルダを削除する場合は、[コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]でObjectDirectorをアンインストールしてから行ってください。
なお、ObjectDirectorをアンインストールする場合は、ほかの製品がObjectDirectorを使用していないことを確認してください。
システム性能収集エージェントをインストールした場合
システム性能収集エージェントを選択インストールした場合、アンインストールする際に以下のディレクトリが削除されずに残ることがあります。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfExA |
この場合は、アンインストール完了後、SNMPサービスを停止するか、システムを再起動した後、上記ディレクトリを手動で削除してください。
監査ログ分析機能を使用していた場合
Interstage Navigator クライアント機能の削除
Interstage Navigator Clientを今後使用しない場合は、[コントロールパネル]の[プログラムのアンインストール]から以下のソフトウェアを選択し、削除します。
Interstage Navigator Client
削除の詳細は、Interstage Navigator Serverのクライアントソフトウェアのソフトウェア説明書を参照してください。
“FJQSS(資料採取ツール)”、および“アンインストールと管理(ミドルウェア)”について
Systemwalker Centric Managerの他に富士通ミドルウェア製品が存在しない場合、Systemwalker Centric Managerのアンインストール時に自動的に“FJQSS(資料採取ツール)”もアンインストールされます。
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”は、Systemwalker Centric Managerをアンインストールしても残ります。本ツールのアンインストールが必要となる場合は、以下の手順でアンインストールを行ってください。
【アンインストール方法】
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”を起動し、他の富士通ミドルウェア製品が残っていないか確認します。
[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[Fujitsu]-[アンインストールと管理(ミドルウェア)]をクリックして、[アンインストールと管理(ミドルウェア)]ウィンドウを表示させ、富士通ミドルウェア製品が何もないことを確認します。
以下のアンインストールコマンドを実行します。
%SystemDrive%\FujitsuF4CR\bin\cirremove.exe |
「本ソフトウェアは富士通製品共通のツールです。本当に削除しますか?[y/n]:」と表示されたら、「y」を入力して継続します。これにより、アンインストールが実行されます。
アンインストール完了後、以下のディレクトリおよびその配下のファイルが残ります。必要に応じて削除してください。
%SystemDrive%\FujitsuF4CR |
“アンインストールと管理(ミドルウェア)”を誤ってアンインストールしてしまった場合は、以下の手順に従って再度インストールしてください。
【インストール方法】
インストール対象マシンにAdministratorsグループに所属するユーザー名でログオンするか、管理者権限を持つアカウントに切り替えます。
DVDドライブにSystemwalker Centric ManagerのDVDをセットし、以下のインストールコマンドを実行します。
【Windows32bit版の場合】
<DVDドライブ>\MAIN\win32\CIR\cirinst.exe |
【Windows64bit版の場合】
<DVDドライブ>\Server\win32\CIR\cirinst.exe |
【Solaris版/Linux版の場合】
<DVDドライブ>\Client\win32\CIR\cirinst.exe |