保守情報収集ツールのコマンドは、処理中のメッセージボックスの表示、問い合わせの表示がないので、処理が途中で停止されることはありません。
トラブル発生時、イベント監視やプロセス監視で、コマンドを発行する機能と連携して保守情報収集ツールのコマンドを設定し、トラブル発生時に自動的に調査資料が採取できるようになります。以下に例を記述します。
例
イベント(メッセージ)が発生した場合にアクションを自動的に実行させる機能に、アクションとしてコマンドを設定します。コマンドに保守情報収集ツールのコマンドを設定することで、イベントの発生時にコマンドが自動的に実行され、調査資料が採取できます。
アクションの定義方法等は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
Systemwalkerのプロセス監視機能を使用して、各プロセスの異常を検出した場合、保守情報収集ツールのコマンドを実行するように設定すると、異常の検出時に即座に調査資料が採取できます。
プロセス監視の動作環境定義ファイル(mppmon.ini)を編集します。
異常検出時にカスタマイズ通知機能を使用します。
[Notification] |
以下のプロセス監視のユーザ定義コマンドを編集します。
【Windows版】
mppmonsnd.bat |
【UNIX版】
mppmonsnd.sh |
保守情報収集コマンド(swcolinf)を設定します。
swcolinf [-i 機能名] -o 格納先ディレクトリ [-c コメント] |
swcolinf(保守情報収集コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
プロセス監視の動作環境の定義ファイルおよびプロセス監視のユーザ定義コマンドについては、“プロセス監視の監視機能や動作環境を変更する”を参照してください。