運用管理サーバのインストールを行った後、運用管理サーバを動作させるための環境作成が必要です。
ここでは、Windows版の運用環境保守ウィザードを使用した環境作成手順について説明します。
環境作成前の確認
ターミナルサービス経由で接続している場合
ターミナルサーバ環境が“アプリケーションサーバーモード”の場合
[運用環境保守ウィザード]を起動する前に、システムモードをインストールモードに切り替えてください。インストールモードへの切り替えを行った場合は、環境作成後にシステムのモードを実行モードに戻してください。
システムのモードの確認および変更は、以下のコマンドで行います。
モードの確認
change user /QUERY |
インストールモードへの変更
change user /INSTALL |
実行モードへの変更
change user /EXECUTE |
ターミナルサーバ環境が“リモート管理モード”の場合
システムモードの切り替えは必要ありません。
DRMS編集ファイルの確認
フレームワークのデータベースを作成するとき、ファイルシステム上にインベントリデータベース(50MB)も自動的に簡易作成されます。インベントリデータベースを作成する際は、DRMS編集ファイルで“dbimport=YES”と設定されている必要があります。
そのため、環境作成を行う前に、DRMS編集ファイルで“dbimport=YES”と設定されていることを確認してください。
環境構築
ローカルコンピュータ上のAdministratorユーザでログオンします。
注意
ユーザ名を変更している場合の注意事項
“Administrator”ユーザのユーザ名を変更している場合は、“Administratorユーザ(ビルトインアカウント)についての注意事項【Windows版】”を参照してください。
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[ツール]-[運用環境の保守]を選択します。
ポイント
運用環境が構築されていない場合、システムを起動してログオンすると、自動的に[運用環境保守ウィザード]が起動されます。
運用環境がすでに構築されている場合は、未作成のデータベースを追加作成することもできます。
[運用環境保守ウィザード]の詳細については、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
[運用環境保守ウィザードへようこそ]画面で[次へ]ボタンをクリックします。
ここでは、環境構築をするので、[処理の選択]画面で[実施する処理]として[運用環境の構築]を選択します。なお、[実行する処理]コンボボックス下のメッセージは、運用環境の構築状態に応じて変わります。
[運用形態の設定]画面で[運用形態]として[基本運用]を選択します。
[各種データベース作成情報の入力]画面の[対象データベース]で作成するデータベースを選択し、データベースごとに必要な情報を入力します。必要なデータベースの情報をすべて入力した後、[次へ]ボタンをクリックします。データベースサイズについては、“フレームワークのデータベース領域の見積もり”と“利用する機能により必要なデータベース領域の見積もり”を参照してください。
[フレームワーク]
[管理ドメイン名]は、128バイト以内の英数字で指定します。日本語、および空白文字は指定できません。
データベースサイズの設定は、[DBサイズ設定]ボタンをクリックし、[データベースサイズの指定]画面で、作成するデータベースのサイズを指定します。[簡易指定]ボタンでは、初期状態で3000ノードが設定されます。
[インベントリ]
[設定内容の確認]画面で設定内容を確認後、[次へ]ボタンをクリックします。
データベースの作成処理が実行されます。
データベースの作成処理が終了すると以下の画面が表示されます。
注意
データベース作成についての注意事項
リポジトリデータベースの再作成を行った場合
本サーバをイベント通知先に指定しているシステムで以下のコマンドを実行してください。
UNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
Windows版の場合
opaconstat -a |