メッセージ説明の登録時に、簡単な対処方法やメッセージの説明をいっしょに登録して、[監視イベント一覧]に[対処]項目として表示されるように設定しておくと、誰でも簡単にイベントに対処することができます。
[監視イベント一覧]に[対処]項目として対処方法を表示した場合の運用について、以下のように通常の業務はオペレータが行い、システム管理者は別の場所で待機している場合を例にして説明します。
異常発生から管理者が異常に対処するまでのながれは以下のとおりです。
オペレータは、[対処]があるイベントだけ表示するように[監視イベント一覧]をカスタマイズします。
設定については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“監視画面をカスタマイズする”を参照してください。
異常が発生したら、オペレータが[監視イベント一覧]の[対処]項目に表示されている内容を確認します。
オペレータは、異常の解析や原因の調査は行わず、[対処]項目の指示に従って管理者に連絡をします。
オペレータから連絡を受けた管理者が、該当する異常の解析や原因の調査を行います。
上記のような運用を行うためには、事前に、[監視イベント一覧]に[対処]項目を表示するメッセージと、その内容を決めておく必要があります。
メッセージの説明が登録していないイベントは、Systemwalkerテンプレートの情報を[監視イベント一覧]の[対処]項目に表示することもできます。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル”を参照してください。
また、データセンタなどで1台の運用管理サーバで複数ユーザのシステムを監視する場合は、ユーザごとに異なるトラブル対応を行うことがあります。このような場合、同一イベントに対して、監視しているフォルダごとに異なるメッセージ説明を登録し、[監視イベント詳細]画面の[メッセージ説明]に表示して、トラブル対処を行えます。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベントの動作環境を設定する”の“フォルダごとのメッセージ説明を追加する”を参照してください。
[対処]項目に表示する内容を決定する手順
発生するイベントの中で、[対処]項目として対処方法やメッセージの説明を表示する必要のあるイベントを特定します。
例)
オペレータが作業を行うイベント
オペレータが理解する必要があるイベント
手順1.で特定したイベントについて、[対処]項目として表示する対処方法やメッセージの説明を決定します。
例)
“管理者に連絡してください。”
“XXXを再起動してください。”
[監視イベント一覧]の[対処]項目を使用して異常に対処する運用の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“障害を調査する”を参照してください。