マシン起動時に非常に多くのデーモンが起動するなど、比較的起動時に負荷のかかるマシンにおいては、資源配付のプロセスの起動に時間がかかるため、シスログに以下のようなプロセス監視のエラーメッセージが出力されることがあります。
UX:MpPmonC: ERROR: 10002: Systemwalker Centric Manager のプロセス(drmsdemon)が正常に動作しているか確認してください。 |
上記のエラーメッセージのあとに、以下のメッセージが出力されていれば、問題ありません。
UX:drmsd: INFO: [00001] drms has been started. |
プロセス監視のエラーメッセージを出力させたくない場合は、プロセス監視の動作環境定義ファイル(mppmon.ini)のプロセス監視が開始されるまでの待ち時間(StartWait)を変更することで対処できます。
StartWaitの値は、以下の2つのメッセージの出力時間の差分以上の値を秒換算して設定してください。
MpPmonC: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(%1)が起動しました。 |
↓この出力時間差を設定
UX:drmsd: INFO: [00001] drms has been started. |
(%1: Local または Cluster)
プロセス監視の動作環境定義ファイル(mppmon.ini)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
例)
以下のようにエラーメッセージが出力された場合は、mppmon.iniのStartWaitに250以上(3600以下)の値を設定します。
エラーメッセージ出力:
May 21 11:51:30 HOSTNAME UX:MpPmonC: INFO: 10000: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(Local)が起動しました。 |
↓
May 21 11:55:40 HOSTNAME UX:drmsd: INFO: [00001] drms has been started. |
計算式:
(11:55:40) - (11:51:30) = 4:10 = 250[秒] |
mppmon.iniの設定:
# Process Monitoring Definition File # Systemwalker Centric Manager # Systemwalker Operation Manager [Common] StartWait=250 <---ここの値を変更する # Interval to Start Monitoring # 60-3600 secs is available