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Symfoware Server V11.1.0 SQLTOOLユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.6.1 動作環境の動的変更

CHANGE ENV文により、現在の動作環境を動的に変更することができます。

CHANGE ENV文を実行すると、それ以前に実行した以下の制御文は無効になります。

変更できる実行パラメタ

CHANGE ENV文で変更できる実行パラメタを以下に示します。

実行パラメタ

概要

備考

CHOOSE_TID_UNION

WHERE句にブール演算子“OR”、または行値構成子を指定した場合、TIDユニオンマージのアクセスプランのみを作成するか否か

最適化パラメタ

GROUP_COL_COND_MOVE

導出表を絞り込む探索条件を指定した場合、その探索条件を導出表のWHERE句に移動するか否か

IGNORE_INDEX

インデックスを使用しないアクセスプランを選択するか否か

INACTIVE_INDEX_SCAN

非活性状態のインデックスDSIを含むインデックスを使用したアクセスプランを選択するか否か

JOIN_ORDER

結合表と他の表のジョイン順

JOIN_RULE

ジョインする方法

MAX_SCAN_RANGE

インデックス、クラスタキー、または分割キーの検索範囲の最大数

SAME_COST_JOIN_ORDER

最適化情報を設定していない場合、ジョイン順をV5以前と同じにするか否か

SCAN_KEY_ARITHMETIC_RANGE

四則演算の検索範囲について、インデックス範囲検索、または、クラスタキーの検索を行うか否か

SQL_ADVISOR(注)

SQL文に対するアドバイスを出力するか否か

SCAN_KEY_CAST

探索条件のCASTオペランドに指定した列でインデックスの範囲検索、または、クラスタキー検索を行うか否か

SS_RATE

述語ごとの検索範囲の選択率の値

TID_SORT

インデックス検索と表データ取得のアクセスモデルでTIDソートを利用するか否か

TID_UNION

TIDユニオンマージのアクセスモデルを有効にするか否か

USQL_LOCK

UPDATE文:探索またはDELETE文:探索の更新標的レコードを位置づける部分の占有モード

MAX_PARALLEL(注)

データベースを並列に検索する場合の多重度

PARALLEL_SCAN(注)

アプリケーション単位またはコネクション単位にデータベースを並列に検索するか否か

R_LOCK

排他の単位を行とする

SORT_HASHAREA_SIZE

ソート処理がレコードをハッシングして格納するための領域サイズ

SORT_MEM_SIZE

作業用ソート領域として使うメモリサイズ

WORK_MEM_SIZE

作業用テーブルとして使うメモリサイズ

注)データベース簡単運用の場合は、指定できません。

上記の実行パラメタのうち、アクセスプランを変更するパラメタを、最適化パラメタと呼びます。実行パラメタの詳細については、“5.4 CHANGE ENV文”を参照してください。