Symfoware Server V11.1.0 アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)

A.3.1 接続および切断

接続および切断をするサンプルコードについて説明します。

本サンプルコードは、取得データをWebページ上に表示します。事前にフォームへラベルコントロール(Label1)を追加してください。

Symfoware .NET Data Providerでアプリケーションを作成する手順

1. SymfowareConnectionオブジェクトを生成します。
   ConnectionStringプロパティへ接続文字列を設定します。

2. SymfowareConnection.Openメソッドでコネクションを接続します。

3. SymfowareConnection.Closeメソッドでコネクションを切断します。

4. オブジェクトを破棄します。

エラー処理については、“A.3.8 エラー処理”を参照してください。

Try
    '1.SymfowareConnectionオブジェクトの生成
    Dim con As New SymfowareConnection("DATA SOURCE=127.0.0.1;PORT=26551;" _
& "INITIAL CATALOG=TEST;USER ID=USER01;PASSWORD=PASS01")
    '2.コネクション接続
    con.Open()
    'メッセージ表示
    Label1.Text = "接続できました"
    '3.コネクション切断
    con.Close()
    '4.オブジェクトの破棄
    con.Dispose()
Catch exception1 As Exception
    'エラー処理ルーチンを記述
End Try

DbProviderFactoryでアプリケーションを作成する手順

1. DbProviderFactoryオブジェクトを生成します。

2. DbConnectionオブジェクトを生成します。

3. ConnectionStringプロパティへ接続文字列を設定します。

4. DbConnection.Openメソッドでコネクションを接続します。

5. DbConnection.Closeメソッドでコネクションを切断します。

6. オブジェクトを破棄します。

エラー処理については、“A.3.8 エラー処理”を参照してください。

Try
           '1. DbProviderFactoryオブジェクトの生成
            Dim factory As DbProviderFactory = DbProviderFactories.GetFactory(Fujitsu.Symfoware.Client")
           '2. DbConnectionオブジェクトの生成
            Dim con As DbConnection = factory.CreateConnection()
           '3. コネクションの接続先情報の指定
            con.ConnectionString = "DATA SOURCE=127.0.0.1;PORT=26551;" _
            & "INITIAL CATALOG=TEST;USER ID=USER01;PASSWORD=PASS01"
           '4.コネクション接続
            con.Open()
            'メッセージ表示
            Label1.Text = "接続できました"
           '5.コネクション切断
            con.Close()
           '6.オブジェクトの破棄
            con.Dispose()
        Catch exception1 As Exception
            'エラー処理ルーチンを記述
        End Try