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Symfoware Server V11.1.0 アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)
FUJITSU Software

2.3.3 トランザクションの有効範囲

トランザクションの有効範囲について、以下に説明します。

自動コミット機

トランザクションはSQL文の操作を行ったタイミングで開始され、コミットまたはロールバックを実行することで終了します。Symfoware .NET Data Providerドライバを使用するアプリケーションでは、SQL文の実行ごとに自動的にコミット処理を行う機能があります。これを自動コミットと呼びます。Symfoware .NET Data Providerのデフォルトトランザクション管理モードは自動コミットです。

自動コミットが有効になっている場合、それぞれの操作を完了すると共にトランザクションはコミットされ、次の操作へ継続されません。

トランザクションを手動で制御する方法

自動コミットが有効になっている場合、SQL文の実行ごとに自動的にコミット処理が行われますが、トランザクションを制御するメソッドを利用することで、複数のSQL文をひとまとめにして1つのトランザクションとして扱うことができます。

詳細は、“A.2.7 トランザクション制御”、“A.3.7 トランザクション制御”を参照してください。