Symfoware/RDBシステム全体で有効となるセキュリティ機能のユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文で変更します。利用者ごとに設定されたセキュリティ機能のユーザパラメタは、ALTER USER文で変更します。
変更されたユーザパラメタを参照する優先順位は、以下のとおりです。
ALTER USER文
SET SYSTEM PARAMETER文
インストール時の初期値
このため、ALTER USER文で各利用者に設定されたユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文では変更されません。
ユーザパラメタの変更例を示します。
ここでの変更例は、Symfoware/RDBシステム全体に対して、ユーザパラメタの1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を20メガバイト、1人の利用者が同時に接続可能なコネクション数“MAX_CONNECTION”を2に変更します。
$ rdbddlex /home/rdb/DDL/syspara1.dat
[syspara1.datの例]
SET SYSTEM PARAMETER MAX_MEMORY_USE=20, MAX_CONNECTION=2 ;
利用者“SUZUKI”のユーザパラメタの変更例を示します。
ここでの変更例は、ユーザパラメタの1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を8メガバイト、1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの量“MAX_WORKFILE_USE”を16メガバイトに変更します。
$ rdbddlex /home/rdb/DDL/syspara2.dat
[syspara2.datの例]
ALTER USER SUZUKI MAX_MEMORY_USE=8, MAX_WORKFILE_USE=16 ;