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Symfoware Server V11.1.0 RDB運用ガイド
FUJITSU Software

9.7.1 ユーザ属性の変更

Symfoware/RDBシステム全体で有効となるセキュリティ機能のユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文で変更します。利用者ごとに設定されたセキュリティ機能のユーザパラメタは、ALTER USER文で変更します。

変更されたユーザパラメタを参照する優先順位は、以下のとおりです。

  1. ALTER USER文

  2. SET SYSTEM PARAMETER文

  3. インストール時の初期値

このため、ALTER USER文で各利用者に設定されたユーザパラメタは、SET SYSTEM PARAMETER文では変更されません。

セキュリティ属性の変更の操作例

1

ユーザパラメタの変更例を示します。

ここでの変更例は、Symfoware/RDBシステム全体に対して、ユーザパラメタの1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を20メガバイト、1人の利用者が同時に接続可能なコネクション数“MAX_CONNECTION”を2に変更します。

$ rdbddlex /home/rdb/DDL/syspara1.dat

syspara1.datの例]

  SET SYSTEM PARAMETER
    MAX_MEMORY_USE=20,
    MAX_CONNECTION=2 ;
2

利用者“SUZUKI”のユーザパラメタの変更例を示します。

ここでの変更例は、ユーザパラメタの1つのコネクションで使用可能なメモリ量“MAX_MEMORY_USE”を8メガバイト、1つのコネクションで使用可能な作業用ファイルの量“MAX_WORKFILE_USE”を16メガバイトに変更します。

$ rdbddlex /home/rdb/DDL/syspara2.dat

syspara2.datの例]

  ALTER USER SUZUKI
    MAX_MEMORY_USE=8,
    MAX_WORKFILE_USE=16 ;