RDBディレクトリファイルはファイルシステムの容量の限界に達すると追加割当てを行うことができなくなるため、領域不足が発生する可能性があります。このような状況が発生すると運用が停止してしまうため、未然に状況を把握し、対処する必要があります。
RDBディレクトリファイルの容量拡張は、より容量の大きなファイルシステムを割り当てたディレクトリへ現在のRDBディレクトリファイルの内容を複写し、そのディレクトリ名を、RDB構成パラメタファイル内のRDBDIRSPACE1、および、RDBDIRSPACE2に設定して行います。
(1) RDBディレクトリファイルの領域の使用状況の出力 ――― rdbprdicコマンド (rオプション) (2) Symfoware/RDBを停止します。 ――― rdbstopコマンド (3) RDBディレクトリファイルの退避データを取得します。 ――― cpコマンド (4) RDB構成パラメタファイル内の定義種別RDBDIRSPACE1、 RDBDIRSPACE2に、空き容量が大きいディレクトリを指定します。 (5) (3)でバックアップした退避データを(4)で指定した ――― cpコマンド ディレクトリに複写し、RDBディレクトリファイルをリカバリします。 (6) Symfoware/RDBを起動します。 ――― rdbstartコマンド