環境により異なりますが、1日または1週間などの単位でみた、業務の1サイクルの運用の流れを以下に示します。
アプリケーションの実行において、共用バッファプールを介したDSIへのアクセスは、I/Oを前提としています。共用バッファプール上に存在するページへのアクセスではI/Oは発生しませんが、共用バッファプール上に存在しないページへのアクセスではI/Oが発生してしまいます。そこで、処理性能を重視する場合は、I/Oを発生させないために、DSIをメモリに常駐してください。
処理性能を重視するオンライン業務を行う前には、アプリケーションのアクセス性能を向上させるために、DSIのメモリ常駐化またはDSIと共用バッファプールの対応づけを行ってください。
DSIのすべてのデータをメモリに常駐することにより、アプリケーション実行時に資源へのI/Oが発生しません。これにより、安定したレスポンスを得ることができます。ただし、少なくともDSIと同じサイズだけのメモリを必要とします。必要なメモリ量が、実際のメモリ量を超えると、性能劣化となりますので、注意が必要です。すべてのDSIをメモリ常駐できない場合は、インデックスのDSIやアクセス頻度の高いDSIを常駐してください。メモリ常駐できないDSIに対しては、共用バッファプールとの対応づけを行ってください。新たなバッファプールを作成し、特定のDSIをこのバッファプールに対応づけることにより、アクセス性能を向上させることができます。
また、監査ログの保守および管理に関しては、管理者の定めた各システムのセキュリティポリシーに従って運用してください。