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ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 メッセージ集

3.1.1 411XX系

ここでは、411XX系のメッセージについて説明します。

41105

FJSVrcx:WARNING:41105:failed to get the server information from server_name

[説明]

server_nameからサーバの構成情報や状態が取得できませんでした。
server_nameが、以下のどれかの状態になっている可能性があります。

  1. 管理サーバとserver_name間のネットワーク環境に問題がある

  2. server_nameの電源が入っていない

  3. server_nameのエージェントのサービスが停止している

  4. server_nameまたはサーバ管理装置が故障している(関連しているエラーが表示されている)

  5. server_nameのCPUが高負荷状態であり、サーバからの情報取得ができない

  6. server_nameが"VMwareESXi"の場合、必須ソフトウェアからの情報取得ができない

server_nameには、サーバ名が表示されます。

[対処]

a.の場合

ネットワーク環境を確認してください。

b.の場合

server_nameの電源をONにしてください。

c.の場合

server_nameが管理対象サーバの場合、エージェントのサービスを起動してください。
エージェントのサービスを起動する方法については、「コマンドリファレンス」の「5.1 rcxadm agtctl」を参照してください。

d.の場合

故障しているサーバまたはサーバ管理装置を修復してください。

e.の場合

サーバのCPUが高負荷状態から解消されたあと、最新の情報に更新し、情報を取得してください。
最新の情報への更新は、RORコンソールのサーバリソースツリーからサーバを右クリックし、表示されたメニューで[更新]を選択してください。情報の更新には数十秒かかります。リソース詳細で、サーバの情報が変化することを確認してください。

f.の場合

必須ソフトウェアとServerView Operations Managerで、対象のサーバを管理できるようにしてください。

上記に該当しない場合、調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


41106

FJSVrcx:WARNING:41106:server:operation failed during switchover, retrying using another Admin LAN interface. detail=detail

[説明]

サーバserverで、operation処理に失敗したため、管理LANを予備系に切り替えて処理を再実行します。

[対処]

管理LANの状態を確認し、必要に応じて対処を行ってください。


41110

FJSVrcx:WARNING:41110:invalid format for license file filename

[説明]

ライセンスファイルfilenameのフォーマットが正しくありません。

[対処]

正しくインストールできていない可能性があるため、アンインストール後、再インストールしてください。
ただし、使用できる機能範囲に問題がなければ、対処の必要はありません。


41111

FJSVrcx:WARNING:41111:invalid feature found in license file filename

[説明]

ライセンスファイルfilenameに無効な機能が記載されています。

[対処]

無効な機能は読み込まれません。対処は必要ありません。


41115

FJSVrcx:WARNING:41115:server_name:shutdown of the server failed. forced poweroff started

[説明]

管理対象サーバserver_nameの電源OFFを行いましたが、電源がOFFになったことを確認できませんでした。強制的に電源をOFFにします。
このメッセージは、自動リカバリか手動でのサーバの切替え・切戻し、または交換後のハードウェア情報の再設定中に表示されることがあります。

server_nameには、管理対象サーバ名が表示されます。

[対処]

該当するサーバの電源が強制OFFされます。対処は必要ありません。


41116

FJSVrcx:WARNING:41116:server_name:rebooting of the server failed. forced reboot started

[説明]

管理対象サーバserver_nameを再起動しましたが、再起動を確認できませんでした。強制的に再起動を行います。
このメッセージは、自動リカバリか手動切替え、または切戻し中に表示されることがあります。

server_nameには、管理対象サーバ名が表示されます。

[対処]

該当するサーバの電源が強制的に再起動されます。対処は必要ありません。


41120

FJSVrcx:WARNING:41120:different type detected. registered=obj1 detected=obj2

[説明]

登録されているサーバまたはLANスイッチと同じシャーシの同じスロットに、typeの情報が異なるサーバまたはLANスイッチを検出しました。
typeには、以下のどれかが表示されます。

  • IP address

  • MAC address

  • Product

  • LAN switch model

  • blade type

obj1には、登録されている値が表示されます。
obj2には、新たに検出した値が表示されます。

[対処]

typeに表示された内容に従って、対処を行ってください。

  • "IP address"の場合

    管理LANとして使用しているNICのIPアドレスが変更されている可能性があります。
    管理対象サーバのIPアドレスの設定を確認し、必要に応じてIPアドレスの変更を行ってください。
    IPアドレスの変更については、「操作ガイド VE」の「3.1.1 管理IPアドレスの変更」を参照してください。

  • "MAC address"または"Product"の場合

    サーバが交換されている、またはサーバの登録やハードウェア情報の再設定で、実際と異なるMACアドレスが入力された可能性があります。
    サーバの状態を確認し、必要に応じてハードウェア情報の再設定を行ってください。

    ただし、VIOM連携が設定されている場合、自動的にハードウェア情報の再設定が行われるため、対処は必要ありません。

    また、VIOMサーバプロファイル切替え方式のサーバ切替え中に本メッセージが表示された場合、対処は必要ありません。

    ハードウェア情報の再設定については、「運用ガイド VE」の「9.3 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。

    PRIMERGY BX900シリーズの場合、サーバブレード挿入直後に本メッセージが出力されることがあります。これは、マネジメントブレードが管理LANのNICを認識するまでに時間がかかるためで、対処は必要ありません。

  • "LAN switch model"の場合

    LANスイッチが別の機種に交換されている可能性があります。
    そのまま使用する場合、登録されているLANスイッチを削除し、再登録してください。

  • "blade type"の場合

    複数スロットサーバが登録されたまま、スレーブスロットにサーバブレードまたはストレージブレードが搭載されている可能性があります。または、スレーブスロットにサーバが登録されたまま、複数スロットサーバが搭載されている可能性があります。

    そのまま使用する場合、登録されているサーバブレードを削除してください。

保守作業などで、本メッセージを抑止したい場合、保守モードに設定してください。
ただし、"LAN switch model"、"blade type"の場合、抑止されません。


41121

FJSVrcx:WARNING:41121:no type detected

[説明]

サーバブレードのtypeの情報が検出できませんでした。
typeには、"NIC for admin LAN"が表示されます。

[対処]

サーバブレードに管理LANとして使用するNICが存在しないか、マネジメントブレードがサーバブレードのNICを正しく認識できていない可能性があります。
マネジメントブレードの管理画面で、サーバブレードのNICを正しく認識できているか確認してください。
正しく認識できていない場合、サーバブレードを搭載し直し、サーバブレードの電源をONにしてください。

上記の対処を行っても問題が解決しない場合、本メッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


41122

FJSVrcx:WARNING:41122:data collection could not complete within the polling interval. (detail)

[説明]

データ収集処理が設定したポーリング間隔内に完了しませんでした。
detailには、詳細情報が表示されます。

[対処]

ポーリング間隔を現在の設定値より大きい値に変更するか、データ採取対象装置を減らしてください。


41123

FJSVrcx:WARNING:41123:obj:function was aborted. detail=detail

[説明]

objに対するfunctionの処理が実行されませんでした。
detailには、functionが実行されなかった原因が表示されます。

  • "obj is busy"の場合

    objはほかの処理を実行中のため、functionが実行されませんでした。

[対処]

functionが"auto-recovery"の場合、自動リカバリは動作していません。
必要に応じて、手動でサーバ切替えを実行してください。


41126

FJSVrcx:WARNING:41126:obj:spare server contains setting

[説明]

予備サーバにsettingが設定されています。
objには、予備サーバ名が表示されます。
settingには、以下のどれかが表示されます。

  • HBA address rename

  • VIOM server profile

  • agent

[対処]

想定していないサーバが予備サーバに設定されている場合、予備サーバの設定を解除してください。