本章では、本製品で表示されるメッセージの概要について説明します。
これらのメッセージは、各コンポーネントに応じて、出力または表示される場所が異なります。
マネージャー、エージェント
システムログ、RORコンソールのイベントログ、標準出力または標準エラー出力に出力されます。
GUI
RORコンソール上に表示されます。
CLI
標準出力または標準エラー出力に出力されます。
GUIを使用している場合、GUI上にも表示されます。
マネージャー、エージェント、CLIのメッセージの出力形式は以下のとおりです。
メッセージの出力形式
pkgname:severity:id:message |
パッケージ名が表示されます。
重要度が表示されます。
INFO(情報)
情報を提供する目的で表示されるメッセージです。
WARNING(警告)
何らかの異常事象が検出された場合、警告を促す目的で表示されるメッセージです。
ERROR(エラー)
異常が発生した場合、原因を示す目的で表示されるメッセージです。
メッセージに一意に与えられたIDが表示されます。
メッセージ本文が表示されます。
注意
メッセージ本文の先頭部分には、"command1:"または"command1:command2:"の形式でコマンド名が表示される場合があります。
command1、command2には、実行された処理内容が表示される場合があります。
messageには、pkgname、severity、idが含まれない場合があります。
一括設定の実行時、メッセージ本文の末尾部分に"(in line line_no of the system configuration file)"と表示される場合があります。
line_noには、一括設定のインポートで使用した構成定義ファイルで、誤りのある、または処理に失敗した行番号が表示されます。
調査資料の採取方法については、「運用ガイド VE」の「15.1 調査資料の種類」を参照してください。
参考
マネジメントブレード、マネジメントボード、リモートマネジメントコントローラー、ServerView Agents、ServerView RAID
装置名にシャーシの名前が表示されているイベントログは、マネジメントブレードまたはマネジメントボードのイベントです。
また、イベントIDが空欄で、装置名に物理サーバの名前が表示されているイベントログは、リモートマネジメントコントローラー、ServerView AgentsまたはServerView RAIDのイベントか、サーバが登録されている装置の状態を表すイベントです。
マネジメントブレード、マネジメントボード、リモートマネジメントコントローラー、ServerView Agents、ServerView RAIDのイベントについては、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
SPARC Enterprise
イベントIDが空欄で、装置名にSPARC Enterpriseの物理サーバの名前が表示されているイベントログは、XSCF、ILOMのイベント、またはサーバが登録されている装置の状態を表すイベントです。
XSCF、ILOMのイベントについては、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
LANスイッチ
装置名にLANスイッチの名前が表示されているイベントログは、LANスイッチのイベントです。
LANスイッチのイベントについては、利用するLANスイッチのマニュアルを参照してください。