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ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 操作ガイド

A.2 ファイル形式

一括設定用のCSV形式の構成定義ファイルは、1行ごとに定義する項目をカンマ(",")区切りで記述します。
各行は、以下の形式で記述します。

使用できる文字

リソース定義で使用できる文字については、「A.3 リソース定義」を参照してください。省略できるパラメーターについては、ハイフン("-")を記述してください。
ただし、SNMPコミュニティー名、ユーザー名、およびパスワードはハイフン("-")を有効文字として設定されます。なお、各行の末尾に、必要なパラメーター数を超えたカンマ(",")が記述されていても、問題ありません。

円マーク("\")やダブルクォーテーション( " )などの文字を入力する場合、構成定義ファイルの記述は画面表示と異なります。
入力方法について、以下を参照してください。

表A.1 構成定義ファイルの記述と画面表示の違い

構成定義ファイル(CSV)の記述

RORコンソール表示

\\

\

\n

改行

""

"

, (*1)

,

*1: 値全体をダブルクォーテーション( " )で囲む必要があります。

  • CSVの記述

    "a\nb,\\n"

  • RORコンソール表示

    a
    b,\n

セクション定義の順番

セクションの順番、セクション名を以下に示します。
また、セクション定義の順番は固定です。

表A.2 セクションの順番、セクション名

順番

セクション名

1

Subnet

2

VIOManager

3

Chassis

4

PRIMERGYPartitionModelChassis

5

SPARCEnterprisePartitionModelChassis

6

LanSwitch

7

LanSwitchNet

8

Server

9

SPARCEnterprise

10

PRIMERGYPartitionModelServer

11

ServerNet

12

SPARCEnterprisePartitionModelServer

13

ServerWWNN (*1)

14

SpareServer (*1)

15

VMManager

16

ServerAgent (*2、*3)

17

ServerVMHost (*2、*3)

18

MonitorSetting

19

PowerDevice

20

Memo (*2)

*1: Excel構成定義テンプレートから読込み時に、操作欄の情報が読み込まれません。
*2: Excel構成定義テンプレートから読込み時に、このセクションはスキップされます。
*3: 同一物理サーバに対して、"ServerAgent"と"ServerVMHost"セクションに同時に入れないでください。


CSV形式の構成定義ファイルをエクスポートする際、システム定義のバックアップ情報が自動的に作成されます。以下の行以降のセクションはバックアップ情報です。バックアップの情報はExcel構成定義テンプレートから読込み時にスキップされます。

#Do not edit the following information, which is used to recover the manager.

バックアップ情報は自動的に作成されるため、修正しないでください。なお、システムを新規構築の目的で、構成定義ファイルを作成する場合、これらのセクションを定義する必要はありません。

注意

  • CSV形式の構成定義ファイルをインポートしたあとにエクスポートした場合、行の順番は、インポート時のファイルと異なる場合があります。

    また、以下のコメント情報は削除されます。

    • コメント行

    • 値を省略したことを示す丸括弧"( )"で括られた文字列

    • 各行の末尾に書かれた、必要なパラメーター数を超えたカンマ (",")

  • サーバブレードに対するシャーシや、LANスイッチブレードに対するシャーシのように、それらを登録するために事前に登録が必要なものについては、構成定義ファイルに定義するか、事前に登録してください。

文字コード

一括設定用のCSV形式の構成定義ファイルは、Shift-JISの文字コードを用いて保存されます。Shift-JIS以外の文字コードのファイルをインポートすると、正しく動作しない場合があります。
テキストエディタで直接編集する場合、Shift-JIS以外の文字コードで保存しないでください。