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ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3.0.0 導入ガイド

8.4 監視情報の設定

以下の手順で、監視情報の設定を行います。

  1. RORコンソールのサーバリソースツリーで、対象の物理OS、VMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[監視情報]を選択します。

    [監視情報の設定]ダイアログが表示されます。

  2. 以下の項目を設定します。

    "ping監視を有効にする"チェックボックス

    対象の物理OS、VMホストの管理LAN(IPアドレス)に対してpingコマンドによる監視を行い、異常検出時のリカバリ処理を有効にする場合、チェックボックスにチェックを入れます。

    参考

    • 本設定を行うと、対象サーバの状態が"unknown"になった場合にping監視を行います。

    • ping監視を有効にした物理OS、VMホストで、以下の条件をすべて満たした場合、「メッセージ番号 69111」がイベントログに出力され、リカバリ処理が発生します。上記のメッセージについては、「メッセージ集 VE」の「メッセージ番号 69111」を参照してください。

      - サーバの状態が"unknown"であること

      - pingコマンドによる応答のない時間がタイムアウト値を超えること

      - サーバが保守モードに設定されていないこと

      - シャーシの電源がOFFではないこと(PRIMERGY BXシリーズの場合)

    注意

    • 本設定では、管理LANのping監視が行われるため、業務が動いていてもリカバリ処理が行われることがあります。

    • 対象サーバにおいて、本製品で別操作を実行中にリカバリ処理が発生した場合、リカバリ処理は実行されず、再度監視を開始します。

    • 設定したリカバリ処理が発生して復旧できなかった場合、対象サーバの監視を一時的に中断します。そのあと、サーバのステータスが"normal"になったときに再度監視を開始します。

    • VMware ESXiの場合、本機能はサポートしていません。

    タイムアウト(秒)

    ping監視によるタイムアウト時間を5~3600(秒)の数値で指定します。
    連続してpingコマンドによる応答のない時間が、ここで指定したタイムアウト値を超えることが、リカバリ処理が発生する条件の1つになります。

    リカバリ処理

    リカバリ処理を以下から選択します。

    • リブート

      リブートを行います。

    • 強制リブート

      強制リブートを行います。

    • 切替え (*1)

      予備サーバ設定に基づき、切替えを行います。

    • リブート+切替え (*1)

      最初にリブートを行います。
      リブートは、リブート回数で指定した回数だけ行われ、途中で復旧した場合リカバリ処理は終了します。
      リブートを指定回数行っても復旧できなかった場合、切替えを行います。
      予備サーバが設定されていない場合、リブートだけ実行されます。

    • 強制リブート+切替え (*1)

      最初に強制リブートを行います。
      強制リブートは、リブート回数で指定した回数だけ行われ、途中で復旧した場合リカバリ処理は終了します。
      強制リブートを指定回数行っても復旧できなかった場合、切替えを行います。
      予備サーバが設定されていない場合、強制リブートだけ実行されます。

    リブート回数

    リカバリ処理としてリブートまたは強制リブートを行う回数を1~3(回)で指定します。2回以上を指定した場合、復旧した時点でそのあとのリカバリ処理は行われません。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

*1: PRIMEQUESTでは選択できません。