ここでは、ServerView Operations Managerと連携してシングルサインオンを行う機能について説明します。
連携ソフトウェア
本製品は、ServerView Operations Manager V5.0以降のソフトウェアとシングルサインオン連携ができます。
機能概要
シングルサインオン連携によって、以下のことが実現できます。
ServerView Operations Managerにシングルサインオンでログインしている場合
ユーザーIDとパスワードを入力せずに、本製品にログインできます。
本製品にシングルサインオンでログインしている場合
ユーザーIDとパスワードを入力せずに、ServerView Operations Managerにログインできます。
注意
シングルサインオンを利用する場合、本製品とServerView Operations Managerは、同一サーバ上にインストールされている必要があります。
クラスタ運用を行っている場合、本機能は利用できません。
インストール後、RORコンソールにログインできない場合、環境構築に失敗している可能性があります。
詳細は、「4.6.5 シングルサインオンを再設定する場合」を参照してください。
OpenDSのLDAPポート番号は変更しないでください。
インストール時にシングルサインオンの設定を行うか、インストール後にシングルサインオンの設定を行うかで手順が異なります。
インストール時にシングルサインオンの設定を行う場合
利用するディレクトリサービスの決定
「4.6.1 利用するディレクトリサービスの決定」を参照してください。
ServerView Operations Managerとディレクトリサービスの環境構築
「4.6.2 ServerView Operations Managerとディレクトリサービスの環境構築」を参照してください。
証明書の準備
「4.6.3 証明書の準備」を参照してください。
管理者の登録
「4.6.4 管理者の登録」を参照してください。
インストール後にシングルサインオンの設定を行う場合
利用するディレクトリサービスの決定
「4.6.1 利用するディレクトリサービスの決定」を参照してください。
ServerView Operations Managerとディレクトリサービスの環境構築
「4.6.2 ServerView Operations Managerとディレクトリサービスの環境構築」を参照してください。
証明書の登録
「4.6.5.2 証明書の登録」を参照してください。
ユーザー情報の登録
ディレクトリサービスにユーザーを登録します。
ユーザーの登録方法は、「4.6.4 管理者の登録」の例を参照してください。
ディレクトリサービスの登録
以下の手順で、本製品にServerView Operations Managerで使用しているディレクトリサービスを登録します。
マネージャーを停止します。
rcxadm authctl registerコマンドを実行し、ディレクトリサービスを登録します。
【Windows】
>"インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm" authctl register -ip IPアドレス -port ポート番号 -base BaseDN -bind 管理者ユーザーDN -method SSL -passwd パスワード <RETURN> |
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm authctl register -ip IPアドレス -port ポート番号 -base BaseDN -bind 管理者ユーザーDN -method SSL -passwd パスワード <RETURN> |
例
>"C:\Program Files\Resource Orchestrator\Manager\bin\rcxadm" authctl register -ip 192.168.1.10 -port 1474 -base dc=fujitsu,dc=com -bind "cn=Directory Manager" -method SSL -passwd admin <RETURN> |
マネージャーを起動します。
rcxadm authctl registerコマンドについては、「コマンドリファレンス VE」の「5.10 rcxadm authctl」を参照してください。