ここでは、プロシジャリソースの登録方法について説明します。
プロシジャリソースの登録は以下の手順で行います。本作業は、プロシジャリソースを登録する全てのノードで行います。
注意
状態遷移プロシジャからプロセス監視を使用せずにプロセスを起動する場合、そのプロセスのファイルディスクリプタ(fd)が、ハード/ソフトリミット共に 1024となります。
状態遷移プロシジャから起動するプロセスが、1024を超えたファイルディスクリプタを必要とする場合には、状態遷移プロシジャの処理の先頭に“ulimit”の定義を追加し、ファイルディスクリプタの最大値を指定してください。
例
ファイルディスクリプタの最大値を4096に設定する場合
#!/bin/sh
ulimit -n 4096
...
◆操作手順
システム管理者権限でログイン
プロシジャリソースを登録するノードにシステム管理者権限でログインします。
状態遷移プロシジャの登録
clsetproc(1M)コマンドを使用して、状態遷移プロシジャを登録します。
参照
clsetproc(1M)コマンドの詳細については、clsetproc (1M)のマニュアルページを参照してください。
例
状態遷移プロシジャ/tmp/programをファイル名programとしてBasicApplicationクラスに登録する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetproc -c BasicApplication -m program /tmp/program
ポイント
すでに登録されている状態遷移プロシジャを上書きする場合は、-oオプションを指定してください。
プロシジャリソースの登録
claddprocrsc(1M)コマンドを使用して、プロシジャリソースを登録します。
参照
claddprocrsc(1M)コマンドの詳細については、claddprocrsc (1M)のマニュアルページを参照してください。
例
状態遷移指示のSTART RUN AFTER、STOP RUN BEFOREを処理する、BasicApplicationクラスに登録した状態遷移プロシジャprogramを使用し、リソースキーをSDISKとして、ノード識別名がNODE1であるノードにプロシジャリソースを登録する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/claddprocrsc -k SDISK -m program -c BasicApplication -s NODE1 -K AFTER -S BEFORE