Interstage Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能)に同梱の“Interstage Traffic Director 負荷分散/QoS制御機能 説明書”の“6.3 SafeCLUSTERとの連携”を参照してください。
以下では、上記マニュアルに記載されていない留意事項等について説明します。
クラスタサービスインスタンスへの関連付けについて
Interstage Traffic Directorのリソース登録および、IPアドレス引継ぎのリソース登録後に、SafeCLUSTER互換用の“G.2 クラスタサービスインスタンスへの関連付け”を行う必要があります。
パッチについて
Interstage Traffic Director 5.0(負荷分散/QoS制御機能)をPRIMECLUSTERシステムに導入する場合、パッチ912179-01以降を適用する必要があります。パッチの入手についてはシステムサポートデスクにお問い合わせください。
SMAWdtcpパッケージの削除
PRIMECLUSTER Enterprise Edition を使用する場合、Interstage Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能)をインストールする前に、必ず、PRIMECLUSTER Enterprise Editionに同梱されている「SMAWdtcp」パッケージを削除してください。
本パッケージがインストールされている場合、Interstage Traffic Director(負荷分散/QoS制御機能)の動作は保証されません。
PRIMECLUSTER運用で必要なフィルタリング条件設定
Interstage Traffic Directorのアクセス制御機能を使用する場合は、PRIMECLUSTERで必要なフィルタリング条件設定を行ってください。負荷分散機能のみを使用する場合、フィルタリング条件設定は不要です。
GLS機能について
GLS機能を使用する場合は、以下の留意事項があります。(なお、GLSのマルチパス機能は使用できません。)
本書“G.2 クラスタサービスインスタンスへの関連付け”に記載されている作業は、実施する必要はありません。
また、マシン起動の際に以下のメッセージが表示されますが、動作上問題ありません。
「Policy/Client:WARNING:0653:プロシジャリソースがサービスに存在しません。」