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PRIMECLUSTER  導入運用手引書 4.2

4.3.2 クライアント環境の準備

Web-Based Admin Viewでサポートされるクライアントのハードウェア、OSおよびWebブラウザなどの動作環境を準備します。

PRIMEPOWER800/1000/2000、GP7000Fモデル1000/2000に付属のSystem Management Consoleもクライアントとして使用可能です。ただし、上記OSを使用する必要があります。

注意

  • Web-Based Admin Viewで日本語を表示する場合には、OS環境として以下の条件を満たす必要があります。

    • 日本語版Windows(R)がインストールされている、かつ
      Windows(R)で使用する言語環境が日本語に設定されている。

    • Solaris Workstation に日本語パッケージがインストールされている、かつ
      使用する言語環境が日本語に設定されている。

  • Java Plug-inの設定については、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書” の “3.1.3.2 Webブラウザの使用環境に応じた設定を行う”を参照してください。

  • Web-Based Admin Viewの管理サーバ、および監視ノードの動作環境については、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書” の “2.1 動作環境” を参照してください。

  • Web-Based Admin Viewをクラスタシステムと分けて3層構成で運用する場合、Web-Based Admin Viewおよび各GUIパッケージをインストールするサーバのOSは、Solaris9 でなければなりません。

  • Web-Based Admin Viewでサポートされるクライアントでは、以下のようなカラーデプスの問題があります。

    • Solarisの場合

      Sun のPGX32 PCI グラフィックカードが8 ビットカラーに設定されていると、Web-Based Admin ViewのGUI画面が正しく表示されない場合があります。Web-Based Admin ViewのGUI画面表示時に、パスワードフィールドおよびGUI の他のフィールドに青一色のブロックが表示される場合がこれに該当します。この場合は、以下のコマンドを使用してディスプレイのカラーデプスをチェックします。

      $ xwininfo

      ウィンドウのカラーデプスが出力パラメタDepth に表示されます。

      Web-Based Admin ViewのGUI画面が正しく表示されず、カラーデプスが8 ビットの場合は、pgxconfig コマンドを使用してカラーデプスを24 ビットに設定できます (“8 &24”ビットではなく、“24”ビットのカラーデプス設定を使用します)。

      # pgxconfig -i

      pgxconfig コマンドの使用方法については、Sun のマニュアル “Sun PGX32 PCI Graphics Card Installation Guide”を参照してください。

    • Windows(R)の場合

      Windows(R) でWeb-Based Admin ViewのGUI画面を表示するときは、16 ビットまたは32 ビットのカラーモードを使用する必要があります。24 ビットのカラーモードは、RMS グラフで必要なアルファコンポーネント (透明度) を正しくサポートしていません。24 ビットカラーを使用していると、RMS グラフが正しく表示されない場合があります。

      24 ビットカラーモードで問題が発生するかどうかは、使用するグラフィックカードおよびビデオドライバによって左右されます。