名前
【KVM】
/opt/FJSVrcxat/bin/rcxvmdiskagt - VMホストに認識されているrawデバイスまたはパーティション情報の出力
形式
rcxvmdiskagt -ip VMホストの管理LANのIPアドレス
機能説明
rcxvmdiskagtは、VMホストに認識されているrawデバイスまたはパーティション情報を、XML形式で標準出力に出力するコマンドです。
以下の情報が表示されます。
要素名/属性名 | 内容 |
---|---|
VmHost/ip | VMホストの管理LANのIPアドレス |
Disk/path | VMホストに認識されているrawデバイスまたはパーティションの絶対パス |
Disk/size | VMホストに認識されているrawデバイスまたはパーティションの容量(単位:GB) |
オプション
VMホストの管理LANのIPアドレスを指定します。
使用例
>rcxvmdiskagt -ip 192.168.23.153 <RETURN> |
注意
本コマンドはOSの管理者権限をもつユーザーアカウントで実行してください。
本コマンドは、Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for Intel64)で動作するエージェントに含まれます。
本コマンドの出力情報はrcxvmdiskコマンドの入力情報になります。そのため、出力情報をファイルに保存する必要があります。
rcxvmdiskコマンドはマネージャーに含まれます。そのため、本コマンドの出力情報を保存したファイルは、マネージャーが動作するサーバに移動してください。
本コマンドの出力情報を保存するファイルの名前に制約はありませんが、KVMのVMホストが複数ある場合、ほかのVMホストのファイル名と重複しないファイル名を付けて保存することをお勧めします。また、それらのファイルの拡張子は"xml"である必要があります。
以下は、出力情報から削除してください。
VMゲストで使用しないrawデバイスまたはパーティション
VMホストで使用予定、かつマウントされていないrawデバイスまたはパーティション
LVMのディスク
すでにマネージャーへ仮想L-Server用のディスクリソースとして登録済みのrawデバイスまたはパーティションの情報は、削除してください。ただしrcxadm disk modifyコマンドで登録情報を変更する場合は除きます。
参考
rawデバイスまたはパーティションの情報はDiskタグに出力されます。以下のすべての条件を満たす場合に出力されます。
SCSIディスク(/dev/disk/by-id/配下で、"scsi-"から始まるディスク)である
本コマンドを実行した時点でVMホストにマウントされていない(/etc/mtabの情報を参照し、/dev/sd*でマウントされているディスクやパーティション以外)
パーティションで区切られているディスクは、各パーティションの情報を出力します。
条件を満たすrawデバイスまたはパーティションがない場合、Diskタグ以外のタグだけが出力されます。