ページの先頭行へ戻る
ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

1.5.1 rcxadm template

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm template - L-Serverテンプレートの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm template - L-Serverテンプレートの操作


形式

rcxadm template import -file file [-force] [-nowait]
rcxadm template list [-verbose]
rcxadm
template show -name name
rcxadm template export -file file [-name name]
rcxadm
template modify -name name {[-new_name name] [-label label] [-comment comment]} [-nowait]
rcxadm
template delete -name name [-force] [-nowait]

機能説明

rcxadm templateは、L-Serverテンプレートに関する操作をするためのコマンドです。L-Serverテンプレートは、L-Serverを構成するCPU数、メモリ容量、ディスク容量などの値を定義したものです。L-Serverテンプレートを用いると、簡単にL-Serverを作成できます。


サブコマンド

import

XMLファイルに定義したL-Serverテンプレートをインポートします。

list

参照できるL-Serverテンプレートの一覧情報を表示します。-verboseオプションで、冗長構成と運用位置に関する情報を追加表示できます。

以下の情報が表示されます。

  • 物理L-Serverの場合

    表1.65 物理L-ServerのL-Serverテンプレートの情報

    項目名

    内容

    NAME

    L-Serverテンプレート名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC/MODEL

    モデル名

    DISKS

    ディスク容量

    複数のディスクがある場合、カンマで区切って表示されます。

    NICS

    NIC数(サポートしていないため"-"を表示します)

    REDUNDANCY (*1)

    サーバの冗長化

    POSITIONING (*1)

    運用位置(サポートしていないため"-"を表示します)

    *1: オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

  • 仮想L-Serverの場合

    表1.66 仮想L-ServerのL-Serverテンプレートの情報

    項目名

    内容

    NAME

    L-Serverテンプレート名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC

    L-Serverを構成するCPUクロック数、CPU数、メモリ容量

    DISKS

    ディスク容量

    複数のディスクがある場合、カンマで区切って表示されます。

    NICS

    NIC数

    REDUNDANCY (*1)

    サーバの冗長化

    POSITIONING (*1)

    運用位置

    *1: オプションに-verboseを指定した場合、表示されます。

show

指定されたL-Serverテンプレートの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

  • 物理L-Serverの場合

    表1.67 物理L-ServerのL-Serverテンプレートの詳細情報

    項目名

    内容

    Name

    L-Serverテンプレート名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    ServerType

    サーバ種別

    Model

    サーバのモデル名

    CPUPerf

    CPU性能

    NumOfCPU

    CPU数

    MemorySize

    メモリ容量

    DiskType[num]

    ディスクタイプ名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NumOfNIC

    L-Serverで使用するNIC数

    NIC[num][NumOfNetworkLinks]

    VLANを使用するネットワーク数

    numには、NIC番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NICGroup[num][NumOfNetworkLinks]

    冗長化するネットワーク数

    numには、NIC冗長化グループ番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NICGroup[num][NICLinks]

    冗長化するNIC番号

    numには、NIC冗長化グループ番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    FCConnectionPattern

    FC接続パターンファイル

    AliveMonitoring

    生存監視の設定状態

    ReserveResources

    リソースの保持

    SpareSelection

    予備サーバの検索論理

    LServer

    本L-Serverテンプレートを使用して作成されたL-Server

  • 仮想L-Serverの場合

    表1.68 仮想L-ServerのL-Serverテンプレートの詳細情報

    項目名

    内容

    Name

    L-Serverテンプレート名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    ServerType

    サーバ種別

    VMType

    VM種別

    CPUArch

    CPUアーキテクチャー

    CPUPerf

    CPU性能

    NumOfCPU

    CPU数

    CPUReserve

    保証される最小割当てCPUリソース量

    CPUShare

    CPUリソースの相対的な配分比

    CPUWeight

    CPUリソースを割り当てる優先度

    MemorySize

    メモリ容量

    MemoryReserve

    保証される最小割当てメモリリソース量

    MemoryShare

    メモリリソースの相対的な配分比

    StartupRAM

    起動時に割り当てる初期メモリ量

    MemoryBuffer

    バッファーとして予約する空きメモリ容量

    MemoryWeight

    メモリリソースを割り当てる優先度

    DynamicMemory

    動的メモリ設定

    以下のどれかが表示されます。

    • 動的メモリ設定が有効な場合

      "on"が表示されます。

    • 動的メモリ設定が無効な場合

      "off"が表示されます。

    未設定の場合、本項目が表示されません。

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    Shared[num]

    ディスクの共有状態

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、"0"以上の数値です。

    NumOfNIC

    L-Serverで使用するNIC数

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    Positioning

    L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置

    AliveMonitoring

    生存監視の設定状態

    OverCommit

    オーバーコミットの設定

    以下のどれかが表示されます。

    • オーバーコミットの設定が有効な場合

      "true"が表示されます。

    • オーバーコミットの設定が無効な場合

      "false"が表示されます。

    ReserveResources

    リソースの保持

    LServer

    本L-Serverテンプレートを使用して作成されたL-Server

export

指定されたL-Serverテンプレート情報をXML形式でエクスポートします。-nameオプションでL-Serverテンプレートの指定が省略された場合、すべてのL-Serverテンプレートをエクスポートします。

modify

指定されたL-Serverテンプレートのラベル、コメント、L-Serverテンプレート名を変更します。

delete

指定されたL-Serverテンプレートを削除します。-forceオプションを用いることで、指定されたL-Serverテンプレートから作成されたL-Serverが存在する場合も、強制的に削除できます。


オプション

-file file

fileには、インポートまたはエクスポートするL-ServerテンプレートのXMLファイルを指定します。

-nowait

サブコマンドで指定したL-Serverテンプレートの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-name name

nameには、L-Serverテンプレート名を指定します。

-verbose

冗長構成、運用位置を表示する場合に指定します。

-new_name name

nameには、変更後のL-Serverテンプレート名を指定します。

-label label

labelには、変更後のラベルを指定します。

-comment comment

commentには、変更後のコメントを指定します。

-force

インポート(import)時に指定すると、既存のL-Serverテンプレートが存在する場合でも上書きします。

削除(delete)時に指定すると、削除するL-Serverテンプレートから作成されたL-Serverが存在する場合でも、強制的に削除します。


使用例