Oracle VMの仮想マシンを本製品のL-Serverとして作成および管理するには、セットアップのための事前準備が必要です。
Oracle VM環境の事前準備については、オラクル社の「Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド」と「Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド」を参照してください。
以下のWebサイトから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
URL: http://www.oracle.com/technetwork/jp/content/vm-093319-ja.html (2012年2月時点) |
サーバの事前準備
「4.1.1.1 サーバ環境の事前準備」の作業に加えて、以下の作業が必要です。
VIOMの設定
I/O仮想化を利用する場合、VIOMの設定が必要です。
Oracle VM Server for x86のインストールとセットアップ
物理サーバにインストールする場合、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
L-ServerにVMホストを導入する場合、「付録F 物理L-Serverに対するVMホストの導入」を参照してください。
Oracle VM Managerのインストールとセットアップ
VMホストとL-Serverの管理に必要です。
サーバー・プールの構成
L-Serverの配備先として利用するVMホストを含むサーバー・プールを構成してください。
サーバー・プールの構成については、オラクル社の「Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド」を参照してください。
高可用性の設計と設定
L-Serverを冗長化する場合、サーバー・プールで高可用性を有効にします。
SSH接続の設定
本製品の管理サーバからVMホストに対し、管理LANを利用してSSH接続できるように設定してください。
ストレージの事前準備
以下を確認してください。
ドメイン0に割り当てるボリューム(LUN)が作成済みである
LUNはL-Serverに割り当てる大きさ以上にしてください。
ゾーニング、アフィニティが設定済みである
ネットワークの事前準備
以下を確認してください。
管理LANと業務LANの構成が設計済みである
管理LANのネットワーク環境が設定済みである
ネットワークリソースに割り当てるVLAN IDが設計済みである
仮想ブリッジが事前に設定済みである
IBPを利用する場合
仮想L-Serverの場合、VIOMに関係なく業務LANと管理LANで使用するIBPのアップリンクセットを1つずつ作成したあと、VMホストに接続してください。アップリンクセットの名前とネットワークリソースの名前を同じにする必要はありません。
仮想ブリッジの作成
L-Serverがネットワークに接続するために、ドメイン0上で仮想ブリッジが必要です。
仮想ブリッジはデフォルトで設定されていますが、変更する場合、オラクル社の「Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド」および「E.5.4 セットアップ」の「ネットワークの手動設定」を参照してください。